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NO.223 放射能障害は人間を「病気のデパート」にする

NO.223

放射能障害は人間を「病気のデパート」にする 

 ジュノーの会では、長年、広島甲状腺クリニックの武市宣雄医師を中心とする医療関係者たちとともに、チェルノブイリ被災者に対するウクライナ甲状腺検診を実施してきました。 
 私(甲斐 等)はその中で、特に、一人ひとりの受診者の方々にお渡しするカルテの草稿を作りつづけてきました。
 
 その経験から、私なりに、放射能障害の特質について、感じてきたことがあります。
 それは、放射能障害の特質の第一は、甲状腺障害とか各種のがんとか白血病とかいった個別の病気が発生するということではない、ということです。
 
 放射能障害の特質の第一は、人間が「病気のデパート」にされてしまうことです。一人ひとりの被害者が十何種類、二十何種類もの病気を抱え込まされてしまうのです。
 「病気のデパート」には、甲状腺障害、甲状腺がん、各種臓器のがん、白血病、脳神経障害、心筋梗塞などさまざまな病気が存在するのは確かです。しかし、それら個々の病気が放射能障害なのではありません。それらすべての総和、「病気のデパート」そのものが放射能障害なのです。
 
 放射能を受けた人々には、さまざまな病気が一挙に、あるいは徐々に現われてきます。もちろん、放射能に対する適応能力には個人差がありますので、放射能障害の現われ方にも個人差があって、なかには実に軽微な現われ方をする人もいます。しかし、残念ながら、そういう人のほうが少数派です。
 人は一人ひとり、一生のうちに罹る可能性のある病気が異なります。放射能は、その一人ひとりに、「一生のうちに罹る可能性のある病気」を前倒しして発症させる、という性質を持っています。「さまざまな病気が現われる」現象そのものが放射能障害なのです。
 私たちは、こういう巨大なモンスターを居住空間に抱え込んでしまいました。この冷厳な現実を直視して、これまでとは違う人生と社会を創らなければならなくなったのです。
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Author:JUNOD
ジュノーの会について
「ジュノーの会」は、世界のヒバクシャ支援とくにチェルノブイリ原発事故の被曝者支援に取り組む広島県府中市の市民団体です。会の名前は、被爆後の広島に医薬品15トンを届け、被爆者の治療にあたったスイス人医師、マルセル・ジュノー博士(1904~61年)にちなんでいます。博士の精神を受け継ぎ、86年のチェルノブイリ原発事故の被曝者支援のため88年に発足しました。会員数は全国に約500人。これまでに延べ約200人の医師を現地に派遣し、甲状腺がんなど1000人以上の患者を診療、一人ひとりの患者さんにカルテ報告を行い、同時に小児白血病治療、血液感染症予防などの医療協力活動、またヒロシマとチェルノブイリのヒバクシャ交流を進めるなど、被災者の側に立った援助活動を続けています。チェルノブイリ被災者市民団体との強い協力関係もあります。

ジュノーの会の郵便振替の口座番号は以下のとおりです。
郵便振替=「01370-0-29460・ジュノー基金」
口座名義は「ジュノー基金」です。ジュノーの会ではなく、「ジュノー基金」です。
通信欄か空白に、「梅ドみ」と明記してください。

他銀行やネットから振込んでいただくときは、以下の振込先にお願いします。
   <他銀行から振込む場合の振込先>
   銀行名ゆうちょ銀行
   ■金融機関コード9900
   ■店番139
   ■預金種目当座
   ■店名一三九 店(イチサンキユウ店)
   ■口座番号0029460

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