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NO.215 障がい者と健常者が放射能下で一緒に街づくり!

NO.215
障がい者と健常者が放射能下で一緒に街づくり!

S君(25歳)には生来少しゆっくりしたところがあった。
幼稚園から小学校にあがるとき、普通小に入るか特殊支援学校に入るかの岐路があったが、普通小に入学することにした。いったん入学したら、普通小から特殊支援学校への転入はできるが、特殊支援学校から普通小への転入は無理だということだったからだ。
入学後は、いろいろと困難な面もあったが、S君は、持ち前の真面目さと頑張りで、普通小→一般の中学校→一般の高校と進んで学齢期を過ごし、精いっぱいの努力を行って、それぞれの課程で要求されることを満たし、普通に一般高校を卒業した。
それでも、S君には、どこかしら不安定なところがあった。よくふらふらしているように見受けられたし、たとえば算数、数学では図形方面についてはほとんど理解できなかった。
だから、勉強面でも苦労した。毎晩2時間くらいは、親がついていて、わかるまで教えた。
テストの前は、とくにたいへんだった。親と一緒に、覚えられることだけ覚えたり、少しでもできるところだけ教えてもらってできるようにした。たとえば、漢字だけは覚えるとか、作者名だけは覚えるとか……。覚えることだけは何とかできるが、考えたり応用したり……といったことができない。
しかし、真面目な生活態度の中で、小学校→中学校→高校と進んでいくにつれて、だんだん周囲とも適応できるようになっていった。(S君はほんとうに涙ぐましいほどに良い子だったのだ。)
18歳のときには、両親と一緒に羽黒山にも登った。
一歩一歩階段を降りるときなど、どんなに恐怖を感じていただろうと今では思うが、当時は励まして一緒に頑張ろうと思っていたので、よくやった! と思った、と母親のN子さんは言う。
高校卒業後は、鉄工所に就職した。
しかし、どうしても仕事ができない。
あれこれと思い悩んで、あちらに相談、こちらに相談と迷い苦しんだ後、ようやくNPO法人シャロームに辿りついた。ここでは自分のペースで仕事をさせてもらえる。

S君のような人は、ほめられると、とてもうれしい。
逆に、ダメだよと言われると、普通の人の何十倍も落ち込む。
シャロームにお世話になり始めてから、S君は周囲の状況にも少しずつ対応できるようになってきたし、今では極度に落ち込むこともだんだん少なくなってきた。

シャロームからは、病院も紹介してもらった。小脳異常の疑いありとのことで、医大病院を紹介された。
医大病院で、脳性マヒと診断された。
小脳のひだが詰まっているとのことで、平衡感覚が衰えているのだ。運動連合野の障害……とか。
S君は、20歳になってはじめて、障害があることがわかったのだった。

S君はこのような努力の人生を歩んできた。どんなにかつらかったろう、とN子さんは今にして思う。
羽黒山登山など、平衡感覚に異常がありながら、よく成し遂げたものだ。危険だったのではないだろうか。
医大でだされる薬を飲むと、しばしば強い副作用が出る。足の裏がふるえてとまらなくなったりもする。
筋力緊張緩和剤も出されているが、飲みたくない。

このような状況下で、2011・3・11を迎えた。
S君は、障がい者の中では比較的軽い障害のほうだが、こうした障害を抱えたまま、福島のシャローム以外の場所で生きていけるだろうか。福島を離れたくない。

S君は今も、これまでの人生のどの瞬間とも同じように、真面目に生活に取り組んでいる。
鉄工所には不向きだったが、おいしいパンづくりには合っているようだ。
毎日がだんだん楽しくなってきた。
毎晩9時に就寝し、毎朝3時半に起床する。早朝4時半には「まちなか夢工房」に行って、パンづくりに励んでいる。
放射能のことも心配だけど、このまま、障がい者と健常者が一緒になって街づくりをやっていく、そんな仲間たちの中にいたいのだ。
   *    *    *

放射能障害が多発した場合、被災者・障がい者が無条件に大事にされる社会システムを作る。そうしてこそ、日本という「集団」は地球上で敬意を払われる存在になり得るだろう。
放射能の中で、障がい者と一緒に楽しく生きていく―――私たちの歩むべき道は、目の前に見えている。


梅ドみ 2011.3/28~2012.04/24(火)  
 福島市のNPO法人シャロームと連携して、フクシマの被災者の方々にお届けしています。
 他の地域・団体のフクシマ・ヒバクシャの方々からのご要望にもお応えしています。
 相変わらずの牛歩ですので、お応えできる容量と速度に限りはありますが、放射能被曝を心配されている方々からの直接のご連絡にはできる限り対応させていただきます。
 「梅ドみ」に代表される、「解毒に有効な食品」については、ある程度お伝えできたのかな、と少しだけホッとしています。各地、各方面で、さまざまな形で、フクシマ・ヒバクシャの方々に、解毒のための食品をお勧めください。
 ジュノーの会では引き続き福島に「梅ドみ」をお送りし続けるとともに、外部被曝除去のための「ジュノーの会入浴剤(非売品)」と内部被曝除去のための「ジュノーの会漢方貼剤(非売品)」を作成し発送することに力を入れています。「梅ドみ」関連食品、気功実践とともに、「ジュノーの会入浴剤(非売品)」「ジュノーの会漢方貼剤(非売品)」で放射能障害を予防してください。
 全国のみなさんからのご支援・励まし・賛同に心から感謝しています。
 有史以来の大ピンチ。いつも前を向いて、自分たちの歩んだ足跡だけを数えて、肯定的に生き抜きましょう。チェルノブイリ原発の都市プリピャチ市の元市民が集うチェルノブイリ被災者市民団体「ゼムリャキ」(ジュノーの会の長年の相棒です)の合い言葉は「楽天主義」。ユーモアあふれる雰囲気がその絆の原動力となっています。

残高 -16,808円  収入(梅ドみ募金)5,367,266円   支出(購入分)5,384,074円   
(内訳)味噌 5,839kg 1,639,730円; 梅干・醤油 1,253,947円; 十穀・黒米 53,750円; 無農薬(無化学肥料)玄米 90kg 38,700円; 無農薬(化学肥料半減)玄米 180kg 67,800円; ドクダミ(茶)、青のり、黒ごま、自然塩(天日塩)、ウーロン茶、ほうじ茶、かき葉、はぶ茶、ワカメ、昆布、ニンジン等 1,420,991円; 漢方入浴剤・貼薬材料117,117円(未集計);濾紙、ペットボトル27,275円(未集計);ダンボール、フリーザーバッグ、粘着テープ、はかり、やかん、容器、アルコール、ハサミ、ピンセット、コットン、レーザープリンターラベル、ペットボトル、封筒、カッターマット、クールボックス、保冷剤、除染用シーツ、除染用スプレーなど 181,483円;運送費(+郵送費+一部交通費) 583,281円(189回分)

(4/18・水)
 第188便
  内訳:
(1)みそ20kg、100%ドクダミ茶4箱、徳用ウーロン茶4袋、カットわかめ4袋、すりごま(黒)2袋
(2)みそ20kg、100%ドクダミ茶4箱、徳用ウーロン茶4袋、カットわかめ4袋、すりごま(黒)2袋

その他=漢方貼剤80枚持参(福島・シャロームへ)

(4/23・月)
 第189便
  内訳:
(1)みそ20kg、100%ドクダミ茶4箱、徳用ウーロン茶4袋、カットわかめ(小)4袋、すりごま(黒)2袋
(2)みそ20kg、100%ドクダミ茶4箱、徳用ウーロン茶4袋、カットわかめ(小)4袋、すりごま(黒)2袋

藤田利子さん、海老沢とも子さん、シャローム梅ドみ募金さん、斎藤喜章さん、鳥羽さん、荒川千恵子さん、牧野功さん、坂下和子さん、落合ヒデさん、坂本圭子さん、中川咲子さん、小山晟嬉・恵水さん、藤井靖子さん、小田原孝直さん、メイプルクリニックさん、正岡クリニックさん、ありがとうございました     

  みなさん、ジュノーの会・「梅ドみ募金」に力を貸してください。「梅ドみ」とは「梅干し・ドクダミ茶・味噌」のことです。ヒロシマ、ナガサキを生き抜いた人びとの代表的な養生法を紹介しています。
  毎日1個の梅干し(昔ながらの、天日塩とシソだけの)、毎日1杯のドクダミ茶(ウーロン茶とのブレンドで2~3杯)、毎日1杯の(昆布ダシ、ワカメの)味噌汁――これが基本ラインの目安です。これを毎日続けること。(ドクダミ茶については、①飲みすぎに注意してください。おいしいと感じることが目安です。②妊娠中、授乳中の方は医師か薬剤師にご相談ください。)
  砂糖は摂らないようにしてください。黒ゴマ、自然塩(天日塩)、柿の葉、ニンジン、ハブソウ、ほうじ茶(緑茶は避けたほうがいいのです)などを摂るとよいのです。プレーン・ヨーグルトにも排毒の作用があります。あと、免疫力を高める強力な作用のあるのが「青のり」。青のりを天日塩でうすい塩味にして、ふりかけのようにして食してください。 
 ヒロシマ被爆時には、人びとは藁をもつかむようにして、ある人はドクダミを飲み、ある人はナスの味噌漬けを食べ、ある人はカワラヨモギを食べました。今はいろんな食品で排毒する知恵が見つかっていますので、一つ一つの食品については、過度に食する必要はありません。ドクダミ茶や昆布などは、摂りすぎに注意したほうがよいくらいです。
  たくさんのフクシマ放射能被災者の方々が「梅ドみ」「解毒」を求めておられます。国や県、行政の支援は望めません。待っているわけにはいかないのです。ただちに「解毒」を! 遅れれば遅れるだけ危険が増します。
  どうか、全国の非被災地のみなさんの力で、より多くのフクシマの人々に、「梅ドみ」に代表される「ヒロシマの知恵」を届けてあげてください。そして、ご自分でも、「梅ドみ」を入り口にして、「健康」を求める生活を始めてください。

 いま、私たちは何をすべきか。 
 大筋だけをズバリと言わせていただく。
 まず、初期の医療空白の時代には、呆然と待っていたりせずに、ヒロシマ、ナガサキ、チェルノブイリで効果があったと伝えられる療法を可能な限り試みることである。
 次に、政治方面の努力を急いでもらって、一日も早く「全科無料定期検診制度」と「全科無料治療制度」を確立すること、そしてそれを守り抜くことである。そのとき、初めて、現代医学は力を発揮するのである。
 (「ジュノーさんのように」第116号より)

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Author:JUNOD
ジュノーの会について
「ジュノーの会」は、世界のヒバクシャ支援とくにチェルノブイリ原発事故の被曝者支援に取り組む広島県府中市の市民団体です。会の名前は、被爆後の広島に医薬品15トンを届け、被爆者の治療にあたったスイス人医師、マルセル・ジュノー博士(1904~61年)にちなんでいます。博士の精神を受け継ぎ、86年のチェルノブイリ原発事故の被曝者支援のため88年に発足しました。会員数は全国に約500人。これまでに延べ約200人の医師を現地に派遣し、甲状腺がんなど1000人以上の患者を診療、一人ひとりの患者さんにカルテ報告を行い、同時に小児白血病治療、血液感染症予防などの医療協力活動、またヒロシマとチェルノブイリのヒバクシャ交流を進めるなど、被災者の側に立った援助活動を続けています。チェルノブイリ被災者市民団体との強い協力関係もあります。

ジュノーの会の郵便振替の口座番号は以下のとおりです。
郵便振替=「01370-0-29460・ジュノー基金」
口座名義は「ジュノー基金」です。ジュノーの会ではなく、「ジュノー基金」です。
通信欄か空白に、「梅ドみ」と明記してください。

他銀行やネットから振込んでいただくときは、以下の振込先にお願いします。
   <他銀行から振込む場合の振込先>
   銀行名ゆうちょ銀行
   ■金融機関コード9900
   ■店番139
   ■預金種目当座
   ■店名一三九 店(イチサンキユウ店)
   ■口座番号0029460

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