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NO.192 『良い「全員病人・障害者の社会」』を作るために

NO.192
『良い「全員病人・障害者の社会」』を作るために
~第2回福島報告・その5~


みんな勘違いしています。「全員病人・障害者の社会」は良い社会なんですよ。いけないのは「病人・障害者に冷たい社会」なのです。私たちは、今の放射能災害を、『良い「全員病人・障害者の社会」』を作り出すことで乗り越えていくのだと思います。
病気を恐れてはいけません。「みんながお互いの病気を気遣う社会」に向かって進めたら、これはとても良いことだと思います。
もう医者も患者もありません。みんなが病人で、みんながお互いの身の上を気遣うのです。健康を求める教育、たべもの教育、免疫力育成教育といったことが家庭、社会、学校の日常的な営みになります。
私たちは、「医学帝国主義社会」「検査万能主義社会」ではなく、互いに平等にいたわり合い、癒し合うことを基本とした『良い「全員病人・障害者の社会」』に向かって進んでいくのです。
だから、『悪い「全員病人・障害者の社会」』を防がなければいけません。そのためにも、いま、精いっぱいの予防を心がけたいのです。

10月14日の朝から10月17日の朝までの間に、私が見聞したことを、あと少しだけ書き記します。
(実は、今日これから、また福島に向かって出発するのです。12月26日の午後はずっと福島市のシャロームの「まちなか夢工房」にいます。お気持ちのおありの方は、ちょっとお立ち寄りください。)
この「第2回・福島報告」は、「第3回・福島報告」と並行して書かれることになるかもしれませんが、私としては、前回の報告の務めを、最小限であっても、今日の出発前に一応は終えておきたいと思います。

1)人それぞれ、いろんな日常の中で今回の事態を迎えておられます。ご主人ががんの闘病生活中という日常の中で、今回の事態を迎えられた女性の話をお聞きしました。当然、家庭内のことだけでも様々な問題が発生します。そうしたなか、ご自身も体調を崩されて、転倒されたか何かで体がたいへん痛みを覚える状態になってしまわれたのです。痛いので病院に行くと、鎮痛のための湿布薬を貼る、という対処法を続けることになりました。初めのうちは、これである程度過ごせたのですが、しだいに鎮痛の効果が長続きしなくなり、今では2時間くらい貼っておくと、もう呼吸ができなくなって剥がすしかなく、痛みのために夜も眠れない日々だとのことです。
 私は、どうして差し上げることもできません。これ以上の苦しみのないように、放射能障害をできるだけ予防してください、そのために「梅ドみ」「入浴剤」「貼剤」を活用してください、と言うしかありません。ただ、あまりにも辛そうに見受けられましたので、「貼剤」には副作用はありませんので、どうしても辛ければ、ご自分で決意されての「人体実験」になりますが、試しに痛いところに貼ってみられたらいかがですか、と申し上げてしまいました。
(アンビリーヴァブルなことに、その後、この方は貼剤を使用される中で、痛みから解放された、とのことです。どこかに打ちつけて変形していた指も、きれいに元通りになりました、と喜んでおられるそうです。貼剤が血流を回復させ、その結果、このような好結果につながったのでしょうか。このまま全身に予防効果が発揮されるといいのだが、と祈るような気持ちになりますね。)

2)福島市のNPO法人「ルワンダの教育を考える会」の理事長、マリールイズさんとお話しすることができました。この方についても、また書かせていただくこともあると思います。できれば、日本から受けた支援のお返しをさせていただきたい、と言っておられましたが、実際、福島の子どもたちの奈良などでの県外合宿等、大学生や大学教官の助力も得ながら、精力的に動いておられる様子でした。ルワンダと福島は直接結ばれているんだ、と思ったことでした。

3)「ほんとうに県外に避難しようと思う」という方の話もお聞きしました。国も県も市も避難指示を出さないのに避難するというのであれば、一生かけて培ってきたもののほとんどを捨てることになります。「ここにいては危ない」という思いと「避難して、はたして生活していけるのか」という現実上の問題の間で、難しい選択を迫られるのです。自治体とか会社とか、一定の集団が避難へのかじ取りをしなければ、個人では抱えきれない諸問題が山積みです。「米沢まで行って空気を吸うと、やっぱり気持ちがいいですね。ここには放射能がない、と思いますから」と言われたのが、特に印象に残りました。

4)みんな「除染」を「町内一斉清掃」の感覚で行っている、とのことです。このことだけのためでも、将来どれほど多くの悔恨の涙が流されることでしょうか。過ぎたことは取り返しがつきません。あらためて「自己教育」ということを考えます。「放射能」の怖さに対しても、自己教育の伝統の力が必要です。

5)高血圧の変動の差がひどくなった、という人がいます。十河孝博先生にお伺いすると、高血圧には、腎臓、副腎、自律神経、脳などいろんな原因が考えられるので、軽々に何らかの解決法を述べるわけにはいかない、とのことでした。
 私(甲斐)は、それでも、一番のストレスのもとは放射能のはずだから、まずは貼剤で予防をして、そのうえで落ち着いて生活されるのがはじめの一歩だろう、と思います。もっとも、なかには、ちゃっかり貼剤を高血圧のツボに貼って、血圧を落ちつかせている人もいます。ご自身の意志でされることなので、私たちのほうでは、禁止することはできませんが、この貼剤は放射能障害の予防のためのもの。高血圧の方は、医師の指示にしたがって血圧をコントロールしてください。思わぬ病気が潜んでいるとも限りませんので。

6)8月中旬ごろから髪が赤茶けた色になってきて、その赤っぽい色がだんだん増えてきているような気がする、と言われる女性の話を聞きました。今までになかった色だそうです。
 この方は、9月上旬には、皮膚がかゆくなり、水ぶくれになったそうです。皮膚が水ぶくれになったことは今までなかったことなので、びっくりした、と言われていました。また、9月下旬には、外出した後、くちびるが腫れたとのことですし、知人からも「目がちょっとヘン」と言われたりしました。
 10月、「オーリング」のちらしを見たので、行ってみると、セシウムの反応が肝臓、肺、甲状腺に出ている、薬草ではスギナとケツメイシが合う、と言われたとのことです。
(以上のことからもおわかりのように、この方はたいへんナーヴァスになっておられます。この方に「安心」していただくには、どうしたらよいでしょうか。私は、この方の状態について、あるとき十河孝博先生に尋ねてみました。すると、「髪が赤茶けた色になった、というのは、色素の低下だね。この場合、2とおりの原因が考えられるよ。一つは、毛根のレベルでの障害かな。もう一つの可能性としては、脳下垂体からの影響だね。ひょっとしたら、この人の髪は、やがて白くなるかもしれないよ。毛根の障害だとすると、太谿、金門。脳下垂体だとすると、これは名前がまだついていないツボがあるんだよ、このくるぶしのところのね……」。真に深い学識のある先生に相談に乗ってもらえる、ということが肝要だと思いますよ。)

とりあえず「病気」がらみの話については、今日はこれくらいにしておきます。
実は、私(甲斐)は学生時代にベトナム(ベトナム戦争の最中です)を勉強したのです。しかも、卒論は「グエン・ディン・チュー伝」。グエン・ディン・チューはベトナム史上屈指の詩人で、ベトナムがフランス軍に植民地にされた時の愛国者であり、教育家でもありますが、同時に彼は盲目で、しかも医師でもあります。同時代の日本で言えば、緒方洪庵と吉田松蔭と西郷隆盛(大村益次郎かな?)と頼山陽と、ちょっと違いますが塙保己一を合わせたような人物でしょうか。私はこのグエン・ディン・チューという大物にとりつかれて勉強を深めたいと思っていたのですが、実家が火災に遭って中断のやむなきに至りました。しかし、当時、私は、グエン・ディン・チューに関連する形で医学(もちろん「東洋医学」、当時の現代医学、ですね)と医学史に少しだけ首を突っ込んでいました。今思い返してみれば、私は、「かつて病気の子ども時代を送った」という自分の体験と、「グエン・ディン・チューの生涯を明らかにする中で、人間・社会・歴史・いのち・医療の本質を明らかにしたい」という学問上のかなわぬ願望とを車の両輪として、ジュノーの会を続けてきたような気がします。
ですから、私にとって、病気のことを人間として話し合うというのは、一番ふつうのことのような気がします。たとえば十河先生のような深い学識を持つお医者さん(幸い私はたくさんの立派な先生方と知り合うことができました)といろんな病状のことを話し合えるのは、たいへんうれしいことです。勉強になります。
「どこの誰のことかわからないけど、実際にある話」として、私が書きとめる福島の人びとの健康事情に耳を傾けていただければ幸いです。

あと、飯舘の子どもたちと一緒に行った山形県河北町のことについても今日書いておきたかったのですが、時間がなくなりました。漫画家ごとう和さんの「ごとう和NEWS」に当日のことを書いておられます。どうぞご一読ください。
(甲斐記)


梅ドみ 3/28~12/23(金)
 福島市のNPO法人シャロームと連携して、フクシマの被災者の方々にお届けしています。
 他の地域・団体のフクシマ・ヒバクシャの方々からのご要望にもお応えできるようになってきたと思います。放射能被曝を心配されている方々からの直接のご連絡にも少しは対応できるかもしれません。
 相変わらずの牛歩ですので、お応えできる容量と速度に限りはありますが、放射能被曝による病気を心配しておられる方々からのご連絡・お手紙をいただければ、できる限りの対応をさせていただこうと考えています。
 直接、府中味噌組合等に連絡をとられる方々も出てこられたようです。自主的な動きが広がること、大歓迎。「梅ドみ」に代表される、「解毒に有効な食品」について、ある程度お伝えできたのかな、と少しだけホッとしています。各地、各方面で、さまざまな形で、フクシマ・ヒバクシャの方々に、解毒のための食品をお勧めください。
 ジュノーの会では引き続き福島に「梅ドみ」をお送りし続けるとともに、「入浴剤」「漢方貼剤」の作成・発送に力を入れます。全国のみなさんからのご支援・励まし・賛同に心から感謝しています。
 有史以来の大ピンチ。いつも前を向いて、自分たちの歩んだ足跡だけを数えて、肯定的に生き抜きましょう。チェルノブイリ原発の都市プリピャチ市の元市民が集うチェルノブイリ被災者市民団体「ゼムリャキ」の合い言葉は「楽天主義」。ユーモアあふれる雰囲気がその絆の原動力となっています。

残高 -564,722円  収入(梅ドみ募金)4,043,983円   支出(購入分)4,608,705円   
(内訳)味噌 5,009kg 1,415,630円; 梅干・醤油 1,100,635円; 十穀・黒米 32,991円; 無農薬(無化学肥料)玄米 90kg 38,700円; 無農薬(化学肥料半減)玄米 180kg 67,800円; ドクダミ(茶)、青のり、黒ごま、自然塩(天日塩)、ウーロン茶、ほうじ茶、かき葉、はぶ茶、ワカメ、昆布、ニンジン等 1,218,408 円; 漢方入浴剤・貼薬材料117,117円;濾紙、ペットボトル27,275円;ダンボール、フリーザーバッグ、粘着テープ、はかり、やかん、容器、アルコール、ハサミ、ピンセット、コットン、レーザープリンターラベル、ペットボトル、封筒、カッターマットなど 152,019円;運送費(+郵送費+一部交通費) 438,130円(149回分)

(12/21・水)第148便
 貼剤:一般予防用30人4ヵ月分(30枚)、特別予防用20人4か月分(40枚)、バラ30枚、計100枚
(12/23・金)第149便
 内訳:(1)味噌20kg、100%ドクダミ茶2箱、徳用ウーロン茶4袋、カットわかめ(小)2袋、自家製梅干し・特大袋2袋(宮口典子さん) (2)味噌20kg、100%ドクダミ茶2箱、徳用ウーロン茶4袋、カットわかめ(小)2袋、自家製梅干し・特大袋2袋(宮口典子さん)  (3)マルシマ梅干し2ケース、100%ドクダミ茶2箱、自家製ドクダミ茶(内田千寿子さんパック分)7袋、徳用ウーロン茶2袋、赤穂の塩3袋、自家製梅干し・特大袋2袋(宮口典子さん) 
      
  みなさん、ジュノーの会・「梅ドみ募金」に力を貸してください。「梅ドみ」とは「梅干し・ドクダミ茶・味噌」のことです。ヒロシマ、ナガサキを生き抜いた人びとの代表的な養生法を紹介しています。
  毎日1個の梅干し(昔ながらの、天日塩とシソだけの)、毎日1杯のドクダミ茶(ウーロン茶とのブレンドで2~3杯)、毎日1杯の(昆布ダシ、ワカメの)味噌汁――これが基本ラインの目安です。これを毎日続けること。(ドクダミ茶については、?飲みすぎに注意してください。おいしいと感じることが目安です。?妊娠中、授乳中の方は医師か薬剤師にご相談ください。)
  砂糖は摂らないようにしてください。黒ゴマ、自然塩(天日塩)、柿の葉、ニンジン、ハブソウ、ほうじ茶(緑茶は避けたほうがいいのです)などを摂るとよいのです。プレーン・ヨーグルトにも排毒の作用があります。あと、免疫力を高める強力な作用のあるのが「青のり」。青のりを天日塩でうすい塩味にして、ふりかけのようにして食してください。 
 ヒロシマ被爆時には、人びとは藁をもつかむようにして、ある人はドクダミを飲み、ある人はナスの味噌漬けを食べ、ある人はカワラヨモギを食べました。今はいろんな食品で排毒する知恵が見つかっていますので、一つ一つの食品については、過度に食する必要はありません。ドクダミ茶や昆布などは、摂りすぎに注意したほうがよいくらいです。
  たくさんのフクシマ放射能被災者の方々が「梅ドみ」「解毒」を求めておられます。国や県、行政の支援は望めません。待っているわけにはいかないのです。ただちに「解毒」を! 遅れれば遅れるだけ危険が増します。
  どうか、全国の非被災地のみなさんの力で、より多くのフクシマの人々に、「梅ドみ」に代表される「ヒロシマの知恵」を届けてあげてください。そして、ご自分でも、「梅ドみ」を入り口にして、「健康」を求める生活を始めてください。

 いま、私たちは何をすべきか。 
 大筋だけをズバリと言わせていただく。
 まず、初期の医療空白の時代には、呆然と待っていたりせずに、ヒロシマ、ナガサキ、チェルノブイリで効果があったと伝えられる療法を可能な限り試みることである。
 次に、政治方面の努力を急いでもらって、一日も早く「全科無料定期検診制度」と「全科無料治療制度」を確立すること、そしてそれを守り抜くことである。そのとき、初めて、現代医学は力を発揮するのである。
 (「ジュノーさんのように」第116号より)

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ジュノーの会について
「ジュノーの会」は、世界のヒバクシャ支援とくにチェルノブイリ原発事故の被曝者支援に取り組む広島県府中市の市民団体です。会の名前は、被爆後の広島に医薬品15トンを届け、被爆者の治療にあたったスイス人医師、マルセル・ジュノー博士(1904~61年)にちなんでいます。博士の精神を受け継ぎ、86年のチェルノブイリ原発事故の被曝者支援のため88年に発足しました。会員数は全国に約500人。これまでに延べ約200人の医師を現地に派遣し、甲状腺がんなど1000人以上の患者を診療、一人ひとりの患者さんにカルテ報告を行い、同時に小児白血病治療、血液感染症予防などの医療協力活動、またヒロシマとチェルノブイリのヒバクシャ交流を進めるなど、被災者の側に立った援助活動を続けています。チェルノブイリ被災者市民団体との強い協力関係もあります。

ジュノーの会の郵便振替の口座番号は以下のとおりです。
郵便振替=「01370-0-29460・ジュノー基金」
口座名義は「ジュノー基金」です。ジュノーの会ではなく、「ジュノー基金」です。
通信欄か空白に、「梅ドみ」と明記してください。

他銀行やネットから振込んでいただくときは、以下の振込先にお願いします。
   <他銀行から振込む場合の振込先>
   銀行名ゆうちょ銀行
   ■金融機関コード9900
   ■店番139
   ■預金種目当座
   ■店名一三九 店(イチサンキユウ店)
   ■口座番号0029460

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