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NO.190 中学生から託された折鶴とメッセージ~第2回・福島報告・その3~

NO.190

中学生から託された折鶴とメッセージ
~第2回福島報告・その3~

第2回目の福島訪問は、10月14日(土)の朝9時台に福島に到着、15日朝には山形県河北町に向けて出発、16日夕方福島に帰着、というスケジュールでした。
広島県府中市の高木駅を発ったのは13日(金)の夕方。夜、東京の宿に入って、翌朝早く東京駅に向かうという、いつもながらのドタバタでしたが、今回の私は大きな紙のロールを持参していました。この大荷物を抱える身には東京駅の地下道は格闘技のジムさながらでしたが、外に出ると折からの雨。紙ロールを濡らしては一大事、と、私は引き返して、地下道のはずれのセブン・イレブンまで行き、傘を買ったのでした。あらためて外に出てみると、雨は止んでいましたので、「歩くことが健康の基本」を復習するためだけの時間を過ごしたことになります。
この「紙ロール」は大切な大切な贈り物でした。

7月4日はアメリカ独立記念日であるとともに、今回の「ジュノーの会漢方貼剤(非売品)」が中学生のクラスで初めて作成された記念日にもなりました。
その日、私は、福山市立一ツ橋中学校の中学一年生の「総合授業」(正式の名称はちょっと違うかもしれません)の講師として呼ばれたのでした。2授業時間連続の講師で、1時間目は講演(特別授業ですね)、2時間目は「漢方貼剤」作りを体験してもらったのです。みんな、心を込めて貼剤を作ってくれました。
残念ながら、初めての作業であったため、大きさが一定しないなど不備があって後で修正する必要が生じたものもありましたが、その後の大人たちの作業の中でも同様のことが見られますので、貼剤作りにはある程度の熟練が必要だということを教えてもらう最初の機会となりました。
このときの中学生の集中した取り組みぶりを思い返すと、私は今でも新鮮な感動を覚えます。

これには後日談があります。
今度は、中学三年生の女子数人が「貼剤作りを手伝うためにジュノーの会事務所に行く」と言っている、とのことでした。自分たちで進んでボランティア活動をしようと仲間づくりをしている中学三年生たちがいるんですよ、という話です。そういうことなら私のほうから出向いていきましょう、ということで、10月8日の土曜日の朝、私は再び一ツ橋中学校に赴きました。
意識のしっかりした三年生の女子(5人だったかな?)が出迎えてくれ、熱心に貼剤作りに集中してくれました。そして、途中からは、朝のクラブ活動を終えた20人ほどの一年生も体操着のまま合流してくれて、非常に力強い思いをしたことでした。(それでも、後で修正する必要のあるものもありました。縦に一定の小さな幅で切り込みを入れるという作業が意外に難しいのです。その幅と同じ長さで正方形状にするのも、予想よりは難しいのです。ついつい細長くなったり、大きすぎたり小さすぎたり……。しかし、「病気にならないで」「治って」という願いを込めて作る、その手仕事の中に込めた思いが人から人へ伝わる、ということが大事なのだと思います。少々の形状のバラつきなど問題にならないかもしれません。
このとき中学生が作ってくれた「漢方貼剤」のうち60枚ほどを、私は14日に福島へ持参しました。

さて、「紙ロール」の話。
上記の一ツ橋中学の三年生が行っている仲間づくりの名称は「For Smile」。「For Smile」では全校生徒に呼びかけて折鶴とメッセージを集め、それらを模造紙に貼って東日本の被災地に送り届けようとしていたのでした。
私がその「紙ロール」を福島に持参し、福島市のNPO法人シャロームに届けることになりました。
NPO法人代表の大竹静子さんからの、全国の支援者の皆様へのお礼状の中に、次のように書かれていました。

○福山市立一ツ橋中学校ボランティア(3年生) For Smileの皆さま(広島県) 
全校生徒に呼びかけて集めてくださった折鶴とメッセージ。千羽以上も集めてくださって、メッセージも模造紙にきれいにデザインして貼ってくださいました。12月18日予定の「共に生きる仲間たちのコンサート」で披露させていただきます。

また、「シャローム」の機関誌「シャロームネットワーク」第143号(10月20日発行)にも次のように感謝の気持ちが記されています。

○福山市立一ツ橋中学校ボランティア(3年生) 『For Smile』の皆様(広島県)
 全校生徒に呼びかけ、折鶴と美しいメッセージを集めてくださいました。十二月開催予定の「ひまわり感謝祭」で披露させていただきます。

どうも、この中学生たちのこうした「ボランティア活動」は、教師主導のものではなく、生徒自身の自主的な動きのようなのです。うれしいですね。

私は、この大きな「紙ロール」を大竹さんに手渡した後で、「第2回報告~その1~」の「車椅子の人が立ちあがって歩いた」に始まる出会いを持ったのでした。

梅ドみ 3/28~12/16(金)
 福島市のNPO法人シャロームと連携して、フクシマの被災者の方々にお届けしています。他の地域・団体ののフクシマ・ヒバクシャの方々からのご要望にもお応えできるようになってきたと思います。放射能被曝を心配されている方々からの直接のご連絡にも少しは対応できるようになったかもしれません。相変わらずの牛歩ですが。
 直接、府中味噌組合等に連絡をとられる方々も出てこられたようです。自主的な動きが広がること、大歓迎。「梅ドみ」に代表される、「解毒に有効な食品」について、ある程度お伝えできたのかな、と少しだけホッとしています。さまざまな形で、フクシマ・ヒバクシャの方々に、解毒のための食品をお勧めください。
 ジュノーの会では引き続き「梅ドみ」をお送りし続けるとともに、「入浴剤」「漢方貼剤」の作成・発送に力を入れます。全国のみなさんからのご支援・励まし・賛同に心から感謝しています。
 有史以来の大ピンチ。いつも前を向いて、自分たちの歩んだ足跡だけを数えて、肯定的に生き抜きましょう。チェルノブイリ原発の都市プリピャチ市の元市民が集うチェルノブイリ被災者市民団体「ゼムリャキ」の合い言葉は「楽天主義」。ユーモアあふれる雰囲気がその絆の原動力となってきています。

残高 -613,782円  収入(梅ドみ募金)3,926,983円   支出(購入分)4,540,765円   
(内訳)味噌 4,949kg 1,399,430円; 梅干・醤油 1,087,859円; 十穀・黒米 32,991円; 無農薬(無化学肥料)玄米 90kg 38,700円; 無農薬(化学肥料半減)玄米 180kg 67,800円; ドクダミ(茶)、青のり、黒ごま、自然塩(天日塩)、ウーロン茶、ほうじ茶、かき葉、はぶ茶、ワカメ、昆布、ニンジン等 1,195,522 円; 漢方入浴剤・貼薬材料117,117円;濾紙、ペットボトル27,275円;ダンボール、フリーザーバッグ、粘着テープ、はかり、やかん、容器、アルコール、ハサミ、ピンセット、コットン、レーザープリンターラベル、ペットボトル、封筒、カッターマットなど 151,771円;運送費(+郵送費+一部交通費) 422,300円(145回分)

(12/07・水)第142便
 漢方貼剤・特別予防用 36人分(計72枚)
(12/08・木)第143便(ダンボール2箱)
 内訳:(1)マルシマ梅干し2ケース、100%ドクダミ茶4箱、自家製ドクダミ茶(内田千寿子さんパック分)11袋、徳用ウーロン茶2袋、赤穂の塩3袋  (2)クール便・ジュノーの会入浴剤(非売品)40本、自家製ドクダミ茶(内田千寿子さんパック分)5袋      
(12/09・金)第144便
 漢方貼剤・特別予防用 35人分=70枚、バラ30枚、計100枚
(12/15・木)第145便
 内訳:(1)味噌20kg、100%ドクダミ茶4箱、徳用ウーロン茶4袋、カットわかめ(大)1袋、(小)3袋、すりごま(黒)3袋 (2)味噌20kg、100%ドクダミ茶4箱、徳用ウーロン茶4袋、カットわかめ(大)1袋、(小)3袋、すりごま(黒)3袋  (3)クール便・ジュノーの会入浴剤(非売品)40本、自家製ドクダミ茶(内田千寿子さんパック分)5袋

  みなさん、ジュノーの会・「梅ドみ募金」に力を貸してください。「梅ドみ」とは「梅干し・ドクダミ茶・味噌」のことです。ヒロシマ、ナガサキを生き抜いた人びとの代表的な養生法を紹介しています。
  毎日1個の梅干し(昔ながらの、天日塩とシソだけの)、毎日1杯のドクダミ茶(ウーロン茶とのブレンドで2~3杯)、毎日1杯の(昆布ダシ、ワカメの)味噌汁――これが基本ラインの目安です。これを毎日続けること。(ドクダミ茶については、?飲みすぎに注意してください。おいしいと感じることが目安です。?妊娠中、授乳中の方は医師か薬剤師にご相談ください。)
  砂糖は摂らないようにしてください。黒ゴマ、自然塩(天日塩)、柿の葉、ニンジン、ハブソウ、ほうじ茶(緑茶は避けたほうがいいのです)などを摂るとよいのです。プレーン・ヨーグルトにも排毒の作用があります。あと、免疫力を高める強力な作用のあるのが「青のり」。青のりを天日塩でうすい塩味にして、ふりかけのようにして食してください。 
 ヒロシマ被爆時には、人びとは藁をもつかむようにして、ある人はドクダミを飲み、ある人はナスの味噌漬けを食べ、ある人はカワラヨモギを食べました。今はいろんな食品で排毒する知恵が見つかっていますので、一つ一つの食品については、過度に食する必要はありません。ドクダミ茶や昆布などは、摂りすぎに注意したほうがよいくらいです。
  たくさんのフクシマ放射能被災者の方々が「梅ドみ」「解毒」を求めておられます。国や県、行政の支援は望めません。待っているわけにはいかないのです。ただちに「解毒」を! 遅れれば遅れるだけ危険が増します。
  どうか、全国の非被災地のみなさんの力で、より多くのフクシマの人々に、「梅ドみ」に代表される「ヒロシマの知恵」を届けてあげてください。そして、ご自分でも、「梅ドみ」を入り口にして、「健康」を求める生活を始めてください。

 いま、私たちは何をすべきか。 
 大筋だけをズバリと言わせていただく。
 まず、初期の医療空白の時代には、呆然と待っていたりせずに、ヒロシマ、ナガサキ、チェルノブイリで効果があったと伝えられる療法を可能な限り試みることである。
 次に、政治方面の努力を急いでもらって、一日も早く「全科無料定期検診制度」と「全科無料治療制度」を確立すること、そしてそれを守り抜くことである。そのとき、初めて、現代医学は力を発揮するのである。
 (「ジュノーさんのように」第116号より)

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Author:JUNOD
ジュノーの会について
「ジュノーの会」は、世界のヒバクシャ支援とくにチェルノブイリ原発事故の被曝者支援に取り組む広島県府中市の市民団体です。会の名前は、被爆後の広島に医薬品15トンを届け、被爆者の治療にあたったスイス人医師、マルセル・ジュノー博士(1904~61年)にちなんでいます。博士の精神を受け継ぎ、86年のチェルノブイリ原発事故の被曝者支援のため88年に発足しました。会員数は全国に約500人。これまでに延べ約200人の医師を現地に派遣し、甲状腺がんなど1000人以上の患者を診療、一人ひとりの患者さんにカルテ報告を行い、同時に小児白血病治療、血液感染症予防などの医療協力活動、またヒロシマとチェルノブイリのヒバクシャ交流を進めるなど、被災者の側に立った援助活動を続けています。チェルノブイリ被災者市民団体との強い協力関係もあります。

ジュノーの会の郵便振替の口座番号は以下のとおりです。
郵便振替=「01370-0-29460・ジュノー基金」
口座名義は「ジュノー基金」です。ジュノーの会ではなく、「ジュノー基金」です。
通信欄か空白に、「梅ドみ」と明記してください。

他銀行やネットから振込んでいただくときは、以下の振込先にお願いします。
   <他銀行から振込む場合の振込先>
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   ■金融機関コード9900
   ■店番139
   ■預金種目当座
   ■店名一三九 店(イチサンキユウ店)
   ■口座番号0029460

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