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NO.182 「事故処理作業」を一般住民に押し付けてはいけない!

NO.182
「事故処理作業」を一般住民に押し付けてはいけない!

 チェルノブイリ原発の大惨事のあと、旧ソ連全土から60万人とも80万人とも言われる人びとが招集されて「事故処理作業」に従事した。今ではもうほとんどの人びとが生存していないと言われる「事故処理作業者」、リクビダートルである。
 チェルノブイリ事故で最も大きな被害・障害を受けたのは「事故処理作業者」であった、と言われる。その多くは次々に病魔に侵され、5年、10年、15年……後には、その罹患した数々の病気が重篤化する。しかし、国家経済が立ち直らない状況下では、彼らは、初歩的な医療さえ受けることができず、福祉の助けを得ることもなく、不自由と貧窮の中で酷い死を迎えなければならなかった。とりわけ、ソ連崩壊後の各共和国に散り散りになっていった「事故処理作業者」の場合、耐え忍ばなければならなかった運命は極めて過酷なものであったと言えよう。こうした「事故処理作業者」が直面した健康被害の全体像は、今なお闇の中にある。 

 いま、日本で「除染作業」と呼ばれているものは、少し相違点はあるにせよ、従来「事故処理作業」と呼ばれてきたものとほぼ同一のものであろう。
 「事故処理作業」を「除染作業」と言い換えるゴマカシはもうやめよう。
 「緊急時避難準備区域」が解除になった広野町で、「孫が帰って来れるように除染しておきたい」と、家の軒に溜まった堆積物を手で除去している人の姿をテレビが映していた。手袋はつけているが、マスクはしていない。軒の堆積物は鼻先にある。
 内部被曝は、口から入ってくる食べ物と、鼻から入ってくる空気に含まれている放射性物質によって引き起こされる。空気に含まれている放射能を体内に入れまいとすれば、放射能のない場所に避難するか、鼻から入るのを防ぐために、内側を少し水分で湿らせたマスクをはめておくか、いずれかしかあるまい。だから、「その場」にどうしてもいなければならないのであれば、せめてマスクははめておくべきだし、そのような指導がなされるべきである。
 私が見た限りでは、同じ映像に映っていた人たちの中で、マスクをはめていた人は一人もいなかった。
 
 一体どうしたんだ、この国は? という驚きの連続である。
 「緊急時避難準備区域」――これは命名通り、原発の状況によって「緊急時」が訪れた時は避難するよう準備しておくべき区域のことであろう。そして、原発の状況が一定程度落ち着いたと政府が判断した時には「緊急時」が去ったと判断されることになり、したがって「緊急時避難準備」も必要がなくなるわけである。
 つまり、この場合、住民にとって安全であるか否かは考慮される必要がない。もともと、住民の健康にとって避難が必要な区域であるか否かといった観点は考慮されておらず、原発事故の状況にとって「緊急時」であるか否かだけが問題とされているからである。
 数百万人、場合によっては一千万人を超えるかもしれない住民のいのちと健康に対する配慮が、最初から欠けている。

 チェルノブイリ事故では60万人とも80万人とも言われる「事故処理作業者」が動員された。いま日本では、これほどの放射能汚染を引き起こしていながら、「事故処理作業者」は動員されていない。
 はたして、「事故処理作業者」がいなくて「事故処理」はできるのか。
 今の日本では「事故処理作業者」は要らない、ということのようである。なぜなら、日本で行われているのは「事故処理作業」ではなく「除染作業」であり、しかも、「除染作業」を行うのは一般住民なのであるから。――これが今の日本の常識なのであろうか。
 世界が、「唯一の被爆国」日本の、ありのままの姿を見ている。

 「事故処理作業」であれ「除染作業」であれ、放射能を取り扱う作業は、十全の防御方法に習熟した人びとによって、受ける線量に細心の注意を払いながら行われなければならない。
 当然のことであるが、一般住民は「事故処理作業者」の仕事の現場に居住していてはいけないのである。

梅ドみ 3/28~10/03(月)
 福島市のNPO法人シャロームと連携して、フクシマの被災者の方々にお届けしています。今後は、他の地域のフクシマ・ヒバクシャの方々からのご要望にもお応えできると思います。
 ≪ここに挙げるのは、購入分のみです。多くの方々が、自家製味噌、自家製梅干し(多量集まりました)、乾燥ドクダミ、無農薬玄米などを現物で提供してくださいました(現在も継続中)。特に乾燥ドクダミは、刈って、きれいに洗って、充分に陰干しをして、適度な大きさに切って、ビニール袋に小分けして詰めるのですが、ここまで結構、時間も労力もかかります。頭の下がる思いのすることもあります。また、購入分につきましては、府中味噌組合3社、ひろしま全農、マルシマ食品等、広島県内の製造・販売元の方々が、利益抜きの奉仕価格で特別に提供してくださっています。≫

残高 -560,558円  収入(梅ドみ募金)3,319,494円   支出(購入分)3,880,052円   
(内訳)味噌 4,260kg 1,213,400円; 梅干・醤油 896,219円; 十穀・黒米 32,991円; 無農薬(無化学肥料)玄米 90kg 38,700円; 無農薬(化学肥料半減)玄米 180kg 67,800円; ドクダミ(茶)、青のり、黒ごま、自然塩(天日塩)、ウーロン茶、ほうじ茶、かき葉、はぶ茶、ワカメ、昆布、ニンジンなど 1011,300円; 漢方入浴剤・貼薬材料117,117円;濾紙、ペットボトル27,275円;ダンボール、フリーザーバッグ、粘着テープ、はかり、やかん、容器、アルコール、ハサミ、ピンセット、コットン、レーザープリンターラベル、ペットボトルなど 118,520円;運送費(+郵送費) 356,730円(121回分)

(9/28・水)第118便(ダンボール2箱)
 内訳:(1)マルシマ梅干し2ケース、100%ドクダミ茶4箱、徳用ウーロン茶5袋、カットわかめ(小)4袋、赤穂の塩4袋  (2)マルシマ梅干し2ケース、100%ドクダミ茶4箱、徳用ウーロン茶2袋、徳用ドクダミ茶4袋、カットわかめ(大)1袋、(小)4袋、すりごま(黒)4袋
(9/28・水)第119便
 ジュノーの会漢方貼剤(非売品)=一般用60人分、乳幼児用10人分
(9/30・金)第120便(ダンボール4箱・うちクール1)
 内訳:(1)味噌20kg、100%ドクダミ茶4箱、徳用ウーロン茶4袋、カットわかめ(大)1袋、(小)2袋、すりごま(黒)4袋
    (2)味噌20kg、100%ドクダミ茶4箱、徳用ウーロン茶4袋、カットわかめ(大)1袋、(小)2袋、すりごま(黒)4袋    
    (3)味噌20kg、100%ドクダミ茶4箱、徳用ウーロン茶4袋、カットわかめ(大)1袋、(小)2袋、すりごま(黒)4袋    
    (4)ジュノーの会入浴剤(非売品)54本・クール便
(10/3・月)第121便(ダンボール5箱・うちクール2)
 内訳:(1)味噌20kg、100%ドクダミ茶4箱、徳用ウーロン茶4袋、カットわかめ(大)1袋、(小)4袋
    (2)味噌20kg、100%ドクダミ茶4箱、徳用ウーロン茶4袋、カットわかめ(小)4袋、すりごま(黒)3袋     (3)味噌20kg、100%ドクダミ茶4箱、徳用ドクダミ茶8袋、タオル4本
    (4)(クール便)ジュノーの会入浴剤(非売品)39本、カットわかめ(小)2袋、タオル5本
    (5)(クール便)ジュノーの会入浴剤(非売品)40本、タオル5本

筑紫みずえさん、錦織恵子さん、島本実夫さん、岡田洋子さん、相沢一正さん、清水昭男さん、内田千寿子さん、ありがとうございました。

  みなさん、ジュノーの会・「梅ドみ募金」に力を貸してください。「梅ドみ」とは「梅干し・ドクダミ茶・味噌」のことです。ヒロシマ、ナガサキを生き抜いた人びとの代表的な養生法を紹介しています。
  毎日1個の梅干し(昔ながらの、天日塩とシソだけの)、毎日1杯のドクダミ茶(ウーロン茶とのブレンドで2~3杯)、毎日1杯の(昆布ダシ、ワカメの)味噌汁――これが基本ラインの目安です。これを毎日続けること。(ドクダミ茶については、?飲みすぎに注意してください。おいしいと感じることが目安です。?妊娠中、授乳中の方は医師か薬剤師にご相談ください。)
  砂糖は摂らないようにしてください。黒ゴマ、自然塩(天日塩)、柿の葉、ニンジン、ハブソウ、ほうじ茶(緑茶は避けたほうがいいのです)などを摂るとよいのです。プレーン・ヨーグルトにも排毒の作用があります。あと、免疫力を高める強力な作用のあるのが「青のり」。青のりを天日塩でうすい塩味にして、ふりかけのようにして食してください。 
 ヒロシマ被爆時には、人びとは藁をもつかむようにして、ある人はドクダミを飲み、ある人はナスの味噌漬けを食べ、ある人はカワラヨモギを食べました。今はいろんな食品で排毒する知恵が見つかっていますので、一つ一つの食品については、過度に食する必要はありません。ドクダミ茶や昆布などは、摂りすぎに注意したほうがよいくらいです。
  たくさんのフクシマ放射能被災者の方々が「梅ドみ」「解毒」を求めておられます。国や県、行政の支援は望めません。待っているわけにはいかないのです。ただちに「解毒」を! 遅れれば遅れるだけ危険が増します。
  どうか、全国の非被災地のみなさんの力で、より多くのフクシマの人々に、「梅ドみ」に代表される「ヒロシマの知恵」を届けてあげてください。そして、ご自分でも、「梅ドみ」を入り口にして、「健康」を求める生活を始めてください。

 いま、私たちは何をすべきか。 
 大筋だけをズバリと言わせていただく。
 まず、初期の医療空白の時代には、呆然と待っていたりせずに、ヒロシマ、ナガサキ、チェルノブイリで効果があったと伝えられる療法を可能な限り試みることである。
 次に、政治方面の努力を急いでもらって、一日も早く「全科無料定期検診制度」と「全科無料治療制度」を確立すること、そしてそれを守り抜くことである。そのとき、初めて、現代医学は力を発揮するのである。
 (「ジュノーさんのように」第116号より)
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Author:JUNOD
ジュノーの会について
「ジュノーの会」は、世界のヒバクシャ支援とくにチェルノブイリ原発事故の被曝者支援に取り組む広島県府中市の市民団体です。会の名前は、被爆後の広島に医薬品15トンを届け、被爆者の治療にあたったスイス人医師、マルセル・ジュノー博士(1904~61年)にちなんでいます。博士の精神を受け継ぎ、86年のチェルノブイリ原発事故の被曝者支援のため88年に発足しました。会員数は全国に約500人。これまでに延べ約200人の医師を現地に派遣し、甲状腺がんなど1000人以上の患者を診療、一人ひとりの患者さんにカルテ報告を行い、同時に小児白血病治療、血液感染症予防などの医療協力活動、またヒロシマとチェルノブイリのヒバクシャ交流を進めるなど、被災者の側に立った援助活動を続けています。チェルノブイリ被災者市民団体との強い協力関係もあります。

ジュノーの会の郵便振替の口座番号は以下のとおりです。
郵便振替=「01370-0-29460・ジュノー基金」
口座名義は「ジュノー基金」です。ジュノーの会ではなく、「ジュノー基金」です。
通信欄か空白に、「梅ドみ」と明記してください。

他銀行やネットから振込んでいただくときは、以下の振込先にお願いします。
   <他銀行から振込む場合の振込先>
   銀行名ゆうちょ銀行
   ■金融機関コード9900
   ■店番139
   ■預金種目当座
   ■店名一三九 店(イチサンキユウ店)
   ■口座番号0029460

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