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NO.179 福島県からは全員避難しなければなりません~その8・「60万人決定往生」~

NO.179
福島県からは全員避難しなければなりません~その8・「60万人決定往生」~

フクシマ・ヒバクシャと福島県民とはイコールではない。単純に考えても、宮城県南部、茨城県北部、風の通り道にあった栃木県、埼玉県、千葉県の一部の住民は間違いなくフクシマ・ヒバクシャであろう。内部被曝の拡大とともに、さらにヒバクシャは増大する。福島県民と他県のヒバクシャがともにヒバクシャの権利を獲得していけるよう、現代史は進んでほしいものである。一方で、原発を誘致した自治体、少なくとも原発を誘致した自治体の責任者は、原発誘致の議論に参加させてもらえなかった地域のフクシマ・ヒバクシャに対して、多大な賠償責任があるのではないだろうか。東電と日本政府のみならず、「原発を誘致した自治体」の賠償責任の問題ももっとクローズ・アップされるべきであろう。その責任と反省は永久に問われ続けられねばならない。なぜなら、その責任に対する考察と反省が深められない限り、彼らは、今現在、将来もまた、住民に対する取り返しのつかない殺人行為を行いつづけるだろうからである。――しかもなお、そうしたさまざまな問題を乗り越えてフクシマ・ヒバクシャの団結の道が求められなければならないのである。なぜなら、晩発性障害は、フクシマ・ヒバクシャの全員に向かって襲いかかってくるからである。さまざまな社会的な問題のすべてに先立って、「いのち」は絶対的に守られなければならない。

 広島の民衆の立場で考えると、そうしたフクシマ・ヒバクシャに伝えたいのは、まず吉益東洞以来の「解毒」の方法、すなわち、「梅ドみ」を代表とする解毒力のある食品を摂ることにより、一刻も早く放射能という毒を体内から排出していただくことである。この流れを引く東洋医学による治療法を参考にしてほしい。
 次に伝えたいことは、広島の医師たちが行った「土曜会」に代表されるような活動を組織していただくことが専門的領域では何よりも大事だということである。放射能災害の場合には、関わっている個人個人の意志がどうであれ、国の施策には決して気を許してはならない。放射能災害はそもそも国の存立を脅かすものなので、国単位では判断の基準が「住民のいのちを守る」というところには置かれないのである。したがって、「目の前の患者を助けたい」という目的にのみ献身する人びとのほうが、たとえ専門知識・技術的には劣っていたとしても、放射能災害に際してはよく人びとのいのちを守ることができるのである。「いのちを守る」という課題に際しては、「いのちを守ることを唯一の目的とする人びと」と「いのちを守ることを唯一の目的としない人びと」との間には、例えようもないほど大きな落差がある。自分たちのいのちを救いたいと考えてくれている医師たちによる検診と、必ずしもそうでない医療機構に属する医師たちによる検診とでは、患者に対する治療効果にも計り知れない違いが出てくるであろう。福島でも、是非、「患者のそばに付き添う医師・医療スタッフ」による自腹を切った「いのちを守るための闘い」が組織され、発展を遂げていかれるよう、そしてそうした医師・医療スタッフの試みを住民の方々がしっかり支えてくださるよう、心底から願っている。ともすれば、米軍→ABCC→放射線影響研究所とつづく「患者=モルモット」型の「放射線医学」が広島を代表するものであるかの如き印象をふりまいているが、歴史の流れの中で広島型の「早期発見、早期治療」による被爆医療を創出してきたのは、本来の、広島民衆に根付いた開業医を中心とする「広島の医師」たちなのである。
 以上が基本的な在り方である。
 広島は植民地である。植民地にあっては正々堂々と名を名乗っての闘いはあまりにも分が悪い。自分の身を危険にさらさない工夫をしながら、必要とされる時どきにはレジスタンスを行う人びとがポツポツと途切れることなく現われるのである。明治以前の、比較的早い段階から民主主義的な土壌を形成していながら、また、黎明期の赤十字運動を担いながらも、大日本帝国軍隊の軍事都市へと作りかえられ、原爆の洗礼を受け、その後も米軍と日本政府によって要所要所を抑えられてきたのが広島である。そのような悪条件の中で、表面的に過ぎるとはいえ、「平和都市」の看板を掲げ続けてきてもいるのである。
 福島はどのような軌跡を辿ろうとしているのであろうか。ヒロシマが20世紀後半の核時代にあって、世界に対して死命を制するほどの重要な役割を担っていたのと同じく、21世紀前半の原発だらけの核時代にあってはフクシマの歩みが人類の存亡を決するといっても過言ではない。フクシマは今の福島県民だけのものではない。フクシマは未来の福島県民と日本列島住民のものでもある。のみならず、フクシマは人類と地球の運命を直接に担っているのである。
 
 ジュノーの会としては、チェルノブイリ被災者支援活動の経験から、今の時期には、さらにいくつかの方法が実践されるべきだと考えている。とくに、外部被曝を除去するための「入浴剤」と、内部被曝に対して「梅ドみ」よりも即効性のある「漢方貼剤」である。
 ジュノーの会では、かつて協力し合ってチェルノブイリの子どもたちを迎えたときの経験から、戦後の広島での被爆者治療の中からすばらしい効果を持つ治療法が練り上げられてきたことを知ったのである。東洋医学の「貼薬(テンヤク)治療」である。これは副作用がなく、しかも、一般的に病気の予防法としても、多数の人びとに手渡すことができるものである。20年前、招聘したチェルノブイリの子どもたちにこの貼薬治療を施してもらったところ、少なくとも中程度までの甲状腺異常には短期間で効力を発揮した。また、注目すべきことには、免疫力の落ちている患者の全体的な健康度をより高め、インフルエンザなど他の病気にもかかり難くするという結果も報告されている。しかも、あれから20年、この「貼薬治療」はさらに格段の進化を遂げている。
 ジュノーの会では、この「貼薬」のうち一般的な使用法の可能な種類の一つを、考案者の十河孝博先生から、「ヒロシマの知恵」として広くフクシマ・ヒバクシャの方々に提供してもかまわないという許可をいただいている。定期検診制度やその他の社会的保障制度の成立をめざしてフクシマ・ヒバクシャの人びとが団結していかれることを願いながら、「晩発性障害」の予防策として、多数の広島被爆者の人生を賭した「最高の贈り物」ともいうべきこの「ヒロシマの知恵」を、十分な配慮をもってフクシマ・ヒバクシャに届けたい。
 「梅ドみ」に代表される解毒食品と、「青のり」などの免疫力強化食品、外部被曝を除去するための「入浴剤」、それに加えて「漢方貼剤」。ジュノーの会ではこれらの解毒・免疫力強化のための援助物資を福島に届け続ける。だから、これらを支えとして、フクシマ・ヒバクシャの人たちには、一日も早く非汚染地域との間で生活圏・経済圏を作りだしながら、避難・移住してほしい。仮設住宅なども汚染地以外に作らなければ、ヒバクシャのいのちを守るという点から見れば、意味はない。

 「梅ドみ」に対する知識が一定程度広がりを見せた今、そして「入浴剤」についても一定程度作成の目途がついた今、私自身に課せられた課題は、これまでの経緯から、内部被曝の害を予防する「漢方貼剤」をできる限り多く作って福島の人びとにお渡しすることであろう。
 福島市と郡山市を合わせると人口は大体60万人である。60万人という数の連想から、私は「決定往生60万人」の札を配りつづけた一遍上人の事績を思った。60万人の人は必ず往生できるというのである。私は「往生」というのは「生に往く」ことだと初めて思った。60万人の人びとには必ず生きてもらうのである。60万人の人は必ず「生きるんだ」。60万人が生きれば、それ以上の数百万人も生きる方向へと向かうだろう。
  ところが、私の今の漢方貼剤の作成能力では一日50人分しか作ることはできない。しかもこれはそれぞれの人に1ヵ月分にすぎない。毎日作りつづけたとしても一年間で18,250人・1ヵ月分である。60万人分を作るためには、33年近い歳月を必要とする。しかもこれは、60万人の1ヵ月分にすぎない。
 60万人決定往生というのは、なんと途方もない一大事業であろう。これを3~4年のうちにやり遂げなければならない。これは実現不可能なことである。私の今の在り方からすれば、生活のすべてを漢方貼剤作りのみに注ぐわけにもいかない。
 しかし私は、8月27日、福島での講演で、70~80人の方々を前にして、「私たちは『60万人決定往生』を目標にして漢方貼剤を作りつづけ、送りつづけます」と約束したのである。そして、「だから、福島の人たちは……」と、私は福島の人たちに一つのお願いをしたのであった。
(甲斐記)
(つづく)

【付記】福島報告が遅れて、しかも長いものになって、申しわけありません。おわかりと思いますが、体調不良のまま福島に赴いた私は、その後いつまでも体調が回復しません。とくに咽喉の広範囲に及ぶ痛みと、それに伴う激しい咳き込みにいつまでも苦しみました。少し根気を入れて書きものをすれば、非常に疲労し、めまいさえ襲ってくることがあります。異常です。そこで遅ればせながら気が付いたのです。これは放射能だ! と。そう思い当たって何人かの知人にその旨のことを話しましたら、「実は○○さんも福島に行って帰ると、いつまでも咳や咽喉の痛みがとれないそうですよ」とか、「△△さんは、福島に短期間行っただけで強い頭痛に襲われるそうです」といった返答が次々に返ってきました。意外だ、という反応は皆無です。やっぱりあなたもそうですか、という反応ばかりです。幸い私は、漢方貼剤のおかげで、何とか全快に近づいたようですが、同種の症状がいつまでも続き、苦しんでおられる方々は多いのではないでしょうか。
 国は一刻も早く、年間1ミリシーベルト以上の地域の住民に対して、非汚染地に移住地と雇用を用意して、移住者の生活援助を行う義務があります。と同時に、今既に何らかの症状を訴えている人びとに対しては、「検査をしても異常は見られない」などと言った非科学的な場当たり的な敗北主義的な対応を排して、充分なケアを継続して行う責任があります。
 なお、放射能が原因と思われるなんらかの健康異常が生じて、不快で不安な日々をお過ごしの方はご一報ください。場合によれば、「梅ドみ」、入浴剤、漢方貼剤をお送りすることもできるかもしれません。ほんとうに心配しています。
 冬が近づいています。免疫力の低下した体には風邪が怖いのです。チェルノブイリでも、白血病やがんそのもので亡くなる人は少なく、風邪をこじらせて肺炎などを引き起こして死に至るというケースが多かったのです。解毒と免疫力の強化を急いでください。

梅ドみ 3/28~9/17(土)
 福島市のNPO法人シャロームと連携して、フクシマの被災者の方々にお届けしています。
 ≪ここに挙げるのは、購入分のみです。多くの方々が、自家製味噌、自家製梅干し(多量集まりました)、乾燥ドクダミ、無農薬玄米などを現物で提供してくださいました(現在も継続中)。特に乾燥ドクダミは、刈って、きれいに洗って、充分に陰干しをして、適度な大きさに切って、ビニール袋に小分けして詰めるのですが、ここまで結構、時間も労力もかかります。頭の下がる思いのすることもあります。また、購入分につきましては、府中味噌組合3社、ひろしま全農、マルシマ食品等、広島県内の製造・販売元の方々が、利益抜きの奉仕価格で特別に提供してくださっています。≫

残高 -403,685円  収入(梅ドみ募金)3,191,452円   支出(購入分)3,595,137円   
(内訳)味噌 3,960kg 1,132,400円; 梅干・醤油 832,338円; 十穀・黒米 32,991円; 無農薬(無化学肥料)玄米 60kg 25,800円; 無農薬(化学肥料半減)玄米 120kg 45,200円; ドクダミ(茶)、青のり、黒ごま、自然塩(天日塩)、ウーロン茶、ほうじ茶、かき葉、はぶ茶、ワカメ、昆布、ニンジンなど 944,014円; 漢方入浴剤・貼薬材料117,117円;濾紙、ペットボトル27,275円;ダンボール、フリーザーバッグ、粘着テープ、はかり、やかん、容器、アルコール、ハサミ、ピンセット、コットン、レーザープリンターラベル、ペットボトルなど 111,372円;運送費(+郵送費) 326,630円(112回分)

(9/16・金)第112便(ダンボール5箱)
 内訳:①味噌20kg、100%ドクダミ茶4箱、徳用ウーロン茶4袋、カットわかめ(大)1袋、(小)3袋、すりごま(黒)3袋 
    ②味噌20㎏、柿の葉茶(内田さん手作り)12袋、つなぎ服2点、上っ張り1点、おしめ1袋、おしり拭き(赤ちゃん)3袋
    ③味噌20㎏、徳用ウーロン茶2袋、柿の葉茶4袋、おしめ20枚、パジャマズボン1点、長袖シャツ1点
    ④味噌20㎏、100%ドクダミ茶2箱、徳用ウーロン茶4袋、柿の葉茶2袋、カットわかめ(大)1袋、すりごま(黒)3袋、おしめ8袋
    ⑤自家製梅干し20瓶(府中ニュース速報提供)

市場芳子さん、市場恵子さん、原田周子さん、永野由美子さん、見浦さん、石川優子さん、ドメーニグ・アヤさん、ありがとうございました。

  みなさん、ジュノーの会・「梅ドみ募金」に力を貸してください。「梅ドみ」とは「梅干し・ドクダミ茶・味噌」のことです。ヒロシマ、ナガサキを生き抜いた人びとの代表的な養生法を紹介しています。
  毎日1個の梅干し(昔ながらの、天日塩とシソだけの)、毎日1杯のドクダミ茶(ウーロン茶とのブレンドで2~3杯)、毎日1杯の(昆布ダシ、ワカメの)味噌汁――これが基本ラインの目安です。これを毎日続けること。(ドクダミ茶については、①飲みすぎに注意してください。おいしいと感じることが目安です。②妊娠中、授乳中の方は医師か薬剤師にご相談ください。)
  砂糖は摂らないようにしてください。黒ゴマ、自然塩(天日塩)、柿の葉、ニンジン、ハブソウ、ほうじ茶(緑茶は避けたほうがいいのです)などを摂るとよいのです。プレーン・ヨーグルトにも排毒の作用があります。あと、免疫力を高める強力な作用のあるのが「青のり」。青のりを天日塩でうすい塩味にして、ふりかけのようにして食してください。 
 ヒロシマ被爆時には、人びとは藁をもつかむようにして、ある人はドクダミを飲み、ある人はナスの味噌漬けを食べ、ある人はカワラヨモギを食べました。今はいろんな食品で排毒する知恵が見つかっていますので、一つ一つの食品については、過度に食する必要はありません。ドクダミ茶や昆布などは、摂りすぎに注意したほうがよいくらいです。
  たくさんのフクシマ放射能被災者の方々が「梅ドみ」「解毒」を求めておられます。国や県、行政の支援は望めません。待っているわけにはいかないのです。ただちに「解毒」を! 遅れれば遅れるだけ危険が増します。
  どうか、全国の非被災地のみなさんの力で、より多くのフクシマの人々に、「梅ドみ」に代表される「ヒロシマの知恵」を届けてあげてください。そして、ご自分でも、「梅ドみ」を入り口にして、「健康」を求める生活を始めてください。

 いま、私たちは何をすべきか。 
 大筋だけをズバリと言わせていただく。
 まず、初期の医療空白の時代には、呆然と待っていたりせずに、ヒロシマ、ナガサキ、チェルノブイリで効果があったと伝えられる療法を可能な限り試みることである。
 次に、政治方面の努力を急いでもらって、一日も早く「全科無料定期検診制度」と「全科無料治療制度」を確立すること、そしてそれを守り抜くことである。そのとき、初めて、現代医学は力を発揮するのである。
 (「ジュノーさんのように」第116号より)
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Author:JUNOD
ジュノーの会について
「ジュノーの会」は、世界のヒバクシャ支援とくにチェルノブイリ原発事故の被曝者支援に取り組む広島県府中市の市民団体です。会の名前は、被爆後の広島に医薬品15トンを届け、被爆者の治療にあたったスイス人医師、マルセル・ジュノー博士(1904~61年)にちなんでいます。博士の精神を受け継ぎ、86年のチェルノブイリ原発事故の被曝者支援のため88年に発足しました。会員数は全国に約500人。これまでに延べ約200人の医師を現地に派遣し、甲状腺がんなど1000人以上の患者を診療、一人ひとりの患者さんにカルテ報告を行い、同時に小児白血病治療、血液感染症予防などの医療協力活動、またヒロシマとチェルノブイリのヒバクシャ交流を進めるなど、被災者の側に立った援助活動を続けています。チェルノブイリ被災者市民団体との強い協力関係もあります。

ジュノーの会の郵便振替の口座番号は以下のとおりです。
郵便振替=「01370-0-29460・ジュノー基金」
口座名義は「ジュノー基金」です。ジュノーの会ではなく、「ジュノー基金」です。
通信欄か空白に、「梅ドみ」と明記してください。

他銀行やネットから振込んでいただくときは、以下の振込先にお願いします。
   <他銀行から振込む場合の振込先>
   銀行名ゆうちょ銀行
   ■金融機関コード9900
   ■店番139
   ■預金種目当座
   ■店名一三九 店(イチサンキユウ店)
   ■口座番号0029460

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