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NO.158 食養家・広島被爆者の平賀佐和子先生との対話(1992年7月)②  ~チェルノブイリの晩発性障害に取り組むジトーミルの3医師  その2~

NO.158
食養家・広島被爆者の平賀佐和子先生との対話(1992年7月)②
~チェルノブイリの晩発性障害に取り組むジトーミルの3医師  その2~

(而立書房刊『ジュノーさんのように』第2巻「チェルノブイリからきた医師と子どもたち」p.166~167より)

(承前)
 ヴァロージャ先生は「食事療法でガンの治った人はいますか」と質問。病気の治癒とは、という問題で西洋医学と東洋医学の議論がありましたが、東洋医学的考えを平賀先生が熱心に話されるのを、お医者さん方は興味深く聞き入っておられました。平賀先生は概ね「完全に治るということはない。食べ物を正して身を清くすることで、病気がまた起こらないようにはなるが、だからといって病気が治ったというわけではない。食い改めて病気とともに生きていくということです」と言われました。
  「ウクライナにも伝統的な薬草の治療があります」とヴァロージャ先生が述べられるなど次第に話が深まっていく中で、平賀先生はガンについて「ガンはそれまでの間違った生き方に対する死刑宣告です。間違いを食い改めていかなければ生きていけません」と言われました。これに対してヴァロージャ先生は「私たちの地域では小児ガンが急増しています。子どもたちは一体どんな悪いことをしたのでしょうか」と述べられました。問題の核心に触れるこのヴァロージャ先生の発言に、みんな粛然とした気持ちになったことでした。
 また東洋医学と西洋医学の総合治療のようなドクター・フォール(ドイツ)の方法を取り入れた治療センターについてサーシャ先生が話してくださるなど、現地でのいろいろな取り組みについて教えてくださいました。
 その他いろいろな質疑応答が繰り返され、話は3時間以上に及び、平賀先生は次のご予定のぎりぎりまで付き合ってくださいました。「日本人は農耕民族ですから玄米を食べますが、その民族に合った食物をとるのが大事です」ともおっしゃられましたが、玄米正食の食事療法を通して放射線障害と立ち向かわれた事実の重みが、大きな説得力を持ってジトーミルの先生方に受け止められたようでした。
(つづく)

【注:ジュノーの会では25年前、チェルノブイリ被災に関して、事故の直後からは徐々に、1年後くらいからはかなりしっかり、できる限りのすべてのことをやってみようとして、さまざまなことに全力を挙げて取り組みました。
 その記録である会報「ジュノーさんのように」が、ほぼ原本通りの内容で、而立書房から全20巻の予定で順次刊行中です。   
 チェルノブイリ大惨事の晩発性障害に関する多岐にわたる問題のすべてに対して、一般市民が専門家と力を合わせて徒手空拳挑んだ記録です。問題の全体像を見通すために、ぜひ、じっくりと読み込んで、議論していただきたいものです。
 なお、20年以上も前、桜沢如一氏の生き方に畏敬の念を覚えていた甲斐は、ぜひ桜沢氏の方法をチェルノブイリ被災対策に生かしたいと願ったのでしたが、当時はマクロビオティックがそれほど普及しておらず、採り入れることができず、残念だったという思いが残っています。今回のフクシマに際して、桜沢如一氏の孫弟子かあるいは曾孫弟子の方々が鋭く反応されておられるのをお見かけし、隔世の感を覚えています。
 それぞれの分野の方々は、それぞれの分野にあるすべての「よいもの」を投じて、それぞれの方法で、フクシマ・ヒバクシャを救ってください。祈りを込めて、すべての分野の方々に、ご尽力をお願いいたします。】


梅ドみ 3/28~7/28(木)
 福島市のNPO法人シャロームと連携して、フクシマの被災者の方々にお届けしています。
 ≪ここに挙げるのは、購入分のみです。多くの方々が、自家製味噌、自家製梅干し(多量集まりました)、乾燥ドクダミ、無農薬玄米などを現物で提供してくださいました(現在も継続中)。特に乾燥ドクダミは、刈って、きれいに洗って、充分に陰干しをして、適度な大きさに切って、ビニール袋に小分けして詰めるのですが、ここまで結構、時間も労力もかかります。頭の下がる思いのすることもあります。また、購入分につきましては、府中味噌組合3社、ひろしま全農、マルシマ食品等、広島県内の製造・販売元の方々が、利益抜きの奉仕価格で特別に提供してくださっています。≫

残高 -552,888円   収入(梅ドみ募金)2,003,066円   支出(購入分)2,555,954円   
(内訳)味噌 2,940kg 857,000円; 梅干・醤油 564,035円; 十穀 24,549円; 無農薬(無化学肥料)玄米 60kg 25,800円; 無農薬(化学肥料半減)玄米 120kg 45,200円; ドクダミ(茶)、青のり、黒ごま、自然塩(天日塩)、ウーロン茶、ほうじ茶、かき葉、はぶ茶、ワカメ、昆布、ニンジンなど 621,772円; 漢方入浴剤・貼薬材料 83,937円;濾紙、ペットボトル16,124円;段ボール、フリーザーバッグ、粘着テープ、はかり、やかん、容器、アルコール、ハサミ、ピンセット、コットン、ペットボトルなど 80,827円;運送費 236,710円(81回分)

(7/28・木)第81便(段ボール3箱)
 内訳:①味噌20kg、100%ドクダミ茶4箱、徳用ドクダミ茶1袋、徳用ウーロン茶4袋、青のり(瓶)7本、カットわかめ小2袋、すりごま4袋 ②マルシマ梅干し2ケース、ニンジン57本(1箱)、カットわかめ大3袋、小4袋 ③味噌20kg、100%ドクダミ茶3箱、徳用ドクダミ茶8袋、すりごま2袋 

  みなさん、ジュノーの会・「梅ドみ募金」に力を貸してください。「梅ドみ」とは「梅干し・ドクダミ茶・味噌」のことです。ヒロシマ、ナガサキを生き抜いた人びとの代表的な養生法を紹介しています。
  毎日1個の梅干し(昔ながらの、天日塩とシソだけの)、毎日1杯のドクダミ茶(ウーロン茶とのブレンドで2~3杯)、毎日1杯の(昆布ダシ、ワカメの)味噌汁――これが基本ラインの目安です。これを毎日続けること。(ドクダミ茶については、①飲みすぎに注意してください。おいしいと感じることが目安です。②
妊娠中、授乳中の方は医師か薬剤師にご相談ください。)
  砂糖は摂らないようにしてください。黒ゴマ、自然塩(天日塩)、柿の葉、ニンジン、ハブソウ、ほうじ茶(緑茶は避けたほうがいいのです)などを摂るとよいのです。プレーン・ヨーグルトにも排毒の作用があります。あと、免疫力を高める強力な作用のあるのが「青のり」。青のりを天日塩でうすい塩味にして、ふりかけのようにして食してください。 
 ヒロシマ被爆時には、人びとは藁をもつかむようにして、ある人はドクダミを飲み、ある人はナスの味噌漬けを食べ、ある人はカワラヨモギを食べました。今はいろんな食品で排毒する知恵が見つかっていますので、一つ一つの食品については、過度に食する必要はありません。ドクダミ茶や昆布などは、摂りすぎに注意したほうがよいくらいです。
  たくさんのフクシマ放射能被災者の方々が「梅ドみ」「解毒」を求めておられます。国や県、行政の支援は望めません。待っているわけにはいかないのです。ただちに「解毒」を! 遅れれば遅れるだけ危険が増します。
  どうか、全国の非被災地のみなさんの力で、より多くのフクシマの人々に、「梅ドみ」に代表される「ヒロシマの知恵」を届けてあげてください。そして、ご自分でも、「梅ドみ」を入り口にして、「健康」を求める生活を始めてください。

 いま、私たちは何をすべきか。 
 大筋だけをズバリと言わせていただく。
 まず、初期の医療空白の時代には、呆然と待っていたりせずに、ヒロシマ、ナガサキ、チェルノブイリで効果があったと伝えられる療法を可能な限り試みることである。
 次に、政治方面の努力を急いでもらって、一日も早く「全科無料定期検診制度」と「全科無料治療制度」を確立すること、そしてそれを守り抜くことである。そのとき、初めて、現代医学は力を発揮するのである。
 (「ジュノーさんのように」第116号より)

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Author:JUNOD
ジュノーの会について
「ジュノーの会」は、世界のヒバクシャ支援とくにチェルノブイリ原発事故の被曝者支援に取り組む広島県府中市の市民団体です。会の名前は、被爆後の広島に医薬品15トンを届け、被爆者の治療にあたったスイス人医師、マルセル・ジュノー博士(1904~61年)にちなんでいます。博士の精神を受け継ぎ、86年のチェルノブイリ原発事故の被曝者支援のため88年に発足しました。会員数は全国に約500人。これまでに延べ約200人の医師を現地に派遣し、甲状腺がんなど1000人以上の患者を診療、一人ひとりの患者さんにカルテ報告を行い、同時に小児白血病治療、血液感染症予防などの医療協力活動、またヒロシマとチェルノブイリのヒバクシャ交流を進めるなど、被災者の側に立った援助活動を続けています。チェルノブイリ被災者市民団体との強い協力関係もあります。

ジュノーの会の郵便振替の口座番号は以下のとおりです。
郵便振替=「01370-0-29460・ジュノー基金」
口座名義は「ジュノー基金」です。ジュノーの会ではなく、「ジュノー基金」です。
通信欄か空白に、「梅ドみ」と明記してください。

他銀行やネットから振込んでいただくときは、以下の振込先にお願いします。
   <他銀行から振込む場合の振込先>
   銀行名ゆうちょ銀行
   ■金融機関コード9900
   ■店番139
   ■預金種目当座
   ■店名一三九 店(イチサンキユウ店)
   ■口座番号0029460

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