FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

NO.137 プリピャチの中学生 「(1986年4月26日の)翌4月27日の8時には、朝の体操のために全生徒が戸外に整列させられました。この無謀な思いつきを断るなんて、とても不可能なことでした

NO.137
プリピャチの中学生 「(1986年4月26日の)翌4月27日の8時には、朝の体操のために全生徒が戸外に整列させられました。この無謀な思いつきを断るなんて、とても不可能なことでした

 マーニさんはとても優秀な女性です。プリピャチで15歳で被災した後、頑張って勉強して、ウクライナの最高学府であるキエフ工業大学に学び、熱処理の専門家になりました。
 しかし、今では、仕事も研究もすべて断念せざるを得なくなっています。事故後発症した病気が重篤化し、週3日の人工透析を欠かすことができません。そして、もちろん、彼女の病気はそれだけではありません。
 いったん医療が崩壊したウクライナでは、透析の技術も十全なものではあり得ません。しかも、すべての医療費が自費なのですから、両親ともども大変苦しい生活です。命終えるまでは闘病生活をしっかり送りつづけようと一日一日を大切に生きています。
 彼女の手記と手紙は、ブログNO.49「あの時、15歳、プリピャチの中等学校の生徒でした」と、NO.50「キエフからの通信(18)チェルノブイリの惨事を体験した人間として」で既に紹介しました。
 その中には、こういう言葉もありました。  

 「1986年4月26日、第2中等学校9年生のとき、チェルノブイリ原発で事故が起きたのです。翌4月27日の8時には、朝の体操のために全生徒が戸外に整列させられました。この無謀な思いつきを断るなんて、とても不可能なことでした。」
 「病気が始まったのは1987年の冬でした。医者たちは長い間正確な診断を下せないでいました。1990年になってやっと、出血性脈管炎、糸球体腎炎の診断をうけて保健所のリウマチ専門医のもとに登録されたのです。」
 「腎臓病学研究所で経過観察を受けていました。病気は絶えず進行し、1995年に2級障害者になりました。」
 「2003年、腎不全症は末期段階にはいり、(中略)2004年、健康状態悪化のため退職し、障害年金で生活せざるを得なくなりました。」
 「もしわたしが孤児であったなら、とっくの昔に飢えて死んでいたことでしょう。障害年金だけで暮らして治療するのは不可能ですから。」

*次の問いを考えてみていただけますか。
 「1986年4月27日朝8時にプリピャチで戸外に整列して体操をするのと、放射能が出続けている福島で3ヵ月後に降雨の中で部活動をするのと、どちらが無謀でしょうか?」
 ――今のこの時を、私たちは、将来どのような哀切な思いで振り返ることになるのでしょうか。
 大人たち、とくに教育関係者の責任は重いと言わざるを得ません。

 「福島介護福祉専門学校」の学生のみなさんから、「梅ドみ」へのお礼の手紙が届きました。
 今日も一通紹介します。

 「福島のために、梅干しやドクダミや味噌など、たくさんのものを送ってくださり、ありがとうございました。
 風評被害や原発問題など、いろんなダメージを受けた福島ですが、広島の方々からの優しさを感じ、とても嬉しく思い、感謝の気持ちでいっぱいです。
  まだまだ復興には程遠く、問題山積みですが、支援して下さる方々の思いやりを支えに、心強く頑張りたいと思います。
  福島は、こんなことでへこたれません。「頑張ってぺ!! 福島」という気持ちで前向きに生きていきたいと思います。
  今回は本当にありがとうございました。
  おいしかったです。ごちそうさまでした。」

 私は読みながら、これは「ひめゆり」だ、と思いました。この方だけでなく、多くの方々が「福島で頑張る」と考えておられるのです。
 この方々(おそらく、若い女性が多いと思われます)の心はとても尊いです。
 でも――
 頑張ってはいけません。
 皆さんがたは、すぐに非汚染地域に移住先を見つけてもらう権利があるのです。いや、人間として、そうする義務さえあるのです。
 この際、ほかのことは考えないでもいいのです。すぐに移住先を国、県、市に用意させてください。もちろん、生活費も。そして、「移住」が実現する前も後も「梅ドみ」を実践し続けてください。
 「梅ドみ」を入り口にして、学べる限りの「体と心によいこと」を身につけて、自分と自分の大切な人びとを守ってください。
 非汚染地域にある都道府県の諸機関とも直接のやり取りを行って、自分の身を少しでも大事にするよう行動してください。
 「梅ドみ」を実践していればフクシマに住み続けてもいい、というわけではないのです。

 人間は年間被曝線量1ミリシーベルト以上の場所に住んではなりません。
 これが、チェルノブイリ事故後の規定です。
 私たちは最低限でもこのラインを死守しなければなりません。「唯一の被爆国」である日本で、この「年間被曝線量1ミリシーベルト」を反故にしてしまうなら、今後、基準値は勝手に高まりつづけてしまうでしょう。
 考えたくないことですが、間違いなく「次」が世界のどこかで起きます。そのとき、日本のフクシマが前例となります。私たちは「次」の人びとの安全をより多く確保するためにも、今、沈黙してはなりません。

  年間被曝線量1ミリシーベルト以上の地域に住む人は即座に移住する権利があるのです。
  さらに、年間0.5ミリシーベルト以上の地域に住む人は常に健康等に配慮される権利があるのです。なぜなら、そこはチェルノブイリ事故での「放射線監視強化地域」だからです。いわゆる「汚染地域」はこの「放射線監視強化地域」を含みます。
  チェルノブイリの放射能に関しては、残念ながら、年間0.5ミリシーベルト以上の「放射線監視強化地域」でも、さまざまな健康被害が確認されています。
  日本は、「科学的根拠」を言い訳にすることで、チェルノブイリ事故後の基本ラインを平気で踏みにじるような行動に出てはなりません。世界中の人びとから軽蔑されてしまいます。
  大ざっぱな言い方をして済みませんが、東京、神奈川、長野、新潟(の一部)から山形、秋田、岩手(の一部)までが、広い意味での「汚染地域」だと思われます。すべての人が団結して、「健康」を目指して、国、県、市、東電をはじめとする全電力会社に未来永劫の「健康」保障を求めて声を挙げていくべき時なのです。
 
  移住はすぐには実現しません。だから、急ぐのです。急いで急いで急いで、できる限り早く実現するのです。
  遅れれば遅れた分だけ、危険が増大します。だから、移住が実現するまでも、移住が実現してからも、「梅ドみ」をはじめとする「ヒロシマの知恵」を実践し続けていただきたいのです。


非被災地の方々にお願いがあります。
  今年の「梅」を、天日塩、しそ(プラス極少量の松葉)だけで、土用干しをして、伝統的な梅干しを大量に作ってください。きっと多くの人を救うことになります。
  秋口には、ビワの苗木を注文して、11月ごろには「各家庭一本」を目標に、ビワの苗木を植えてください。10年、15年、20年後に、そのビワの葉が、きっと、たくさんの人の支えになってくれるはずです。

梅ドみ 3/28~6/15(水)
 福島市のNPO法人シャロームと連携して、主として福島市内の避難所や避難者の方々にお届けしています。
 ≪ここに挙げるのは、購入分のみです。多くの方々が、自家製味噌、自家製梅干し(多量集まりました)、乾燥ドクダミ、無農薬玄米などを現物で提供してくださいました(現在も継続中)。また、府中味噌組合3社、ひろしま全農、マルシマ食品等、広島県内の製造・販売元の方々が、利益抜きの奉仕価格で特別に提供してくださっています。≫

 残高 -306,296円  収入(梅ドみ募金)1,170,152円  支出(購入分)1,476,448円   (内訳)味噌 1,920kg 581,600円; 梅干・醤油 231,850円; 十穀 24,549円; 無農薬(無化学肥料)玄米 30㎏ 12,900円; 無農薬(化学肥料半減)玄米 60kg 22,600円; ドクダミ(茶)、青のり、黒ごま、自然塩(天日塩)、ウーロン茶、ほうじ茶、かき葉、はぶ茶、ワカメ、昆布、ニンジンなど 375,661円; 漢方入浴剤・貼薬材料 33,285円、段ボール、フリーザバッグ、テープ、はかり、やかん、容器など38,493円;運送費 155,510円(49回分)

藤井智子さん、ヒガシシンイチさん、ありがとうございました。

(6/15・水)第49便(段ボール3箱) 内訳:
①味噌20㎏、徳用ドクダミ茶6袋、青のり1瓶、ニンジン30本、カットわかめ2袋、早煮昆布3袋 ②味噌20㎏、徳用ドクダミ茶3袋、かき葉2箱、はぶ茶1箱、ニンジン25本、カットわかめ大2袋、小1袋、青のり2瓶 ③味噌20㎏、100%ドクダミ茶2箱、徳用ドクダミ茶1袋、徳用ウーロン茶4袋、すりごま6袋、早煮昆布3袋、カットわかめ大1袋、小2袋

  みなさん、ジュノーの会・「梅ドみ募金」に力を貸してください。「梅ドみ」とは「梅干し・ドクダミ茶・味噌」のことです。ヒロシマ、ナガサキを生き抜いた人びとの代表的な養生法を紹介しています。  
  毎日1個の梅干し(昔ながらの、天日塩とシソだけの)、毎日1杯のドクダミ茶(ウーロン茶とのブレンドで2~3杯)、毎日1杯の(昆布ダシ、ワカメの)味噌汁――これが基本ラインの目安です。これを毎日続けること。(ドクダミ茶については、①飲みすぎに注意してください。おいしいと感じることが目安です。②妊娠中、授乳中の方は医師か薬剤師にご相談ください。)
  砂糖は摂らないようにしてください。黒ゴマ、自然塩(天日塩)、柿の葉、ニンジン、ハブソウ、ほうじ茶(緑茶は避けたほうがいいのです)などを摂るとよいのです。プレーン・ヨーグルトにも排毒の作用があります。あと、免疫力を高める強力な作用のあるのが「青のり」。青のりを天日塩でうすい塩味にして、ふりかけのようにして食してください。 
 ヒロシマ被爆時には、人びとは藁をもつかむようにして、ある人はドクダミを飲み、ある人はナスの味噌漬けを食べ、ある人はカワラヨモギを食べました。今はいろんな食品で排毒する知恵が見つかっていますので、一つ一つの食品については、過度に食する必要はありません。ドクダミ茶や昆布などは、摂りすぎに注意したほうがよいくらいです。
  たくさんのフクシマ放射能被災者の方々が「梅ドみ」「解毒」を求めておられます。国や県、行政の支援は望めません。待っているわけにはいかないのです。ただちに「解毒」を! 遅れれば遅れるだけ危険が増します。
  どうか、全国の非被災地のみなさんの力で、より多くのフクシマの人々に、「梅ドみ」に代表される「ヒロシマの知恵」を届けてあげてください。そして、ご自分でも、「梅ドみ」を入り口にして、「健康」を求める生活を始めてください。
(ネットや振替でジュノーの会に加勢してくださる方々、たいへん心強い思いをしています。感謝しています。)

 いま、私たちは何をすべきか。 
 大筋だけをズバリと言わせていただく。
 まず、初期の医療空白の時代には、呆然と待っていたりせずに、ヒロシマ、ナガサキ、チェルノブイリで効果があったと伝えられる療法を可能な限り試みることである。
 次に、政治方面の努力を急いでもらって、一日も早く「全科無料定期検診制度」と「全科無料治療制度」を確立すること、そしてそれを守り抜くことである。そのとき、初めて、現代医学は力を発揮するのである。
 (「ジュノーさんのように」第116号より)


スポンサーサイト

Comment

非公開コメント

プロフィール

JUNOD

Author:JUNOD
ジュノーの会について
「ジュノーの会」は、世界のヒバクシャ支援とくにチェルノブイリ原発事故の被曝者支援に取り組む広島県府中市の市民団体です。会の名前は、被爆後の広島に医薬品15トンを届け、被爆者の治療にあたったスイス人医師、マルセル・ジュノー博士(1904~61年)にちなんでいます。博士の精神を受け継ぎ、86年のチェルノブイリ原発事故の被曝者支援のため88年に発足しました。会員数は全国に約500人。これまでに延べ約200人の医師を現地に派遣し、甲状腺がんなど1000人以上の患者を診療、一人ひとりの患者さんにカルテ報告を行い、同時に小児白血病治療、血液感染症予防などの医療協力活動、またヒロシマとチェルノブイリのヒバクシャ交流を進めるなど、被災者の側に立った援助活動を続けています。チェルノブイリ被災者市民団体との強い協力関係もあります。

ジュノーの会の郵便振替の口座番号は以下のとおりです。
郵便振替=「01370-0-29460・ジュノー基金」
口座名義は「ジュノー基金」です。ジュノーの会ではなく、「ジュノー基金」です。
通信欄か空白に、「梅ドみ」と明記してください。

他銀行やネットから振込んでいただくときは、以下の振込先にお願いします。
   <他銀行から振込む場合の振込先>
   銀行名ゆうちょ銀行
   ■金融機関コード9900
   ■店番139
   ■預金種目当座
   ■店名一三九 店(イチサンキユウ店)
   ■口座番号0029460

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。