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NO.122 チェルノブイリ事故6年後のウクライナ――ジトーミル州バラノフカ村中央病院院長グリシュチェンコ医師の手記より――

NO.122
チェルノブイリ事故6年後のウクライナ――ジトーミル州バラノフカ村中央病院院長グリシュチェンコ医師の手記より――
(而立書房刊『ジュノーさんのように』第2巻「チェルノブイリからきた医師と子どもたち」158~159頁)

   チェルノブイリ汚染現場から
         グリシュチェンコ・ヴラジーミル

 チェルノブイリ原発事故6年後の現在の状況は、あまり楽観的なものではありません。政府の事故処理と汚染地域からの住民移住の計画は、完全にはなされていません。
 絶対に移住しなければならない地域(第1ゾーン)の人々の移住こそ行われたものの、農業もきのこ採りも放牧も禁止されている第2ゾーンでは、今なお一部の人々が以前のように暮らしています。第3ゾーンでは、一部の若い家族だけが独力で出ていき、それ以外の人々はまだ暮らしています。
 最近、50才を越えた人たちの中に、自分の家へ帰る人が増えてきました。その中には、放射能は怖くないと信じて第1ゾーンに帰る人もいます。
  
<医学的観点>
 12才までの子どもたちの中に、呼吸器、胃腸、甲状腺の慢性疾患にかかる子どもが増えてきました。貧血も増えました。鉄分欠乏やгипопластических(形成低下)によるものです。慢性病が多くなって、以前のような充分な治療ができなくなっています。小学生に、原因不明の視力異常がかなり増大しており、甲状腺肥大も見られます。
 中・高生や大人の白血症・白血病の数は統計的には増えていませんが、小児ガンは20~25%増加しました。(「ウクライナニュース」紙(1992年・No.15)に掲載されたウクライナ保健省下のキエフ腫瘍学研究所のデータによる)。また、この腫瘍学研究所のデータによると、同研究所が対応した数は、1500人(1985年)から5000人(1991年)に増えており、そのうちおよそ5割は、ガンの病理学的診断が下されています。
 免疫も全体的に低下しました。血液検査を受けた子どもたちの30%に、麻疹、百日咳、ジフテリアなどの病気の抗体がなかったと言われています。(以前、子どもたちは予防接種を受けていました。)現在、子どもも大人も再予防注射を行っています。
 大人の場合、ガンが30~35%確かに増加しました。口と舌の病気は20~25%増加しました。
(以下、略)
 *************************************
 
   以上の引用からも明らかなように、チェルノブイリ事故では甲状腺障害だけが増加した、というのは現場の実情とはかなり違います。
  また、統計の科学性を云々する以前に、そもそも、ヒバクが人生に対して持つ意味は、統計上の知見とは必ずしも一致しないのです。
  人間を「数」として扱う「数の季節」は、やがて「無欲顔貌」へと変わります。いけません。
  ヒバクが一人ひとりの人間の「生」と「死」に及ぼす意味は深甚なものがあります。多面的で、多様です。どんなに真実を掬い取ろうとしても、こぼれ落ちて行ってしまうはずです。
  私たちはまず謙虚であらねばなりません。
 
  而立書房刊『ジュノーさんのように』には、ヒントがいっぱい詰まっています。
  今すぐできることはたくさんあります。
  実情を垣間見、先人たちが身をもって示してくれた養生法の限りを尽くしてみましょう。
 *************************************

  「梅ドみ」募金にご協力ください。「梅ドみ」とは、梅干し、ドクダミ、味噌のことです。ヒロシマ、ナガサキでの被爆後、健康回復を果たした人々が試みた代表的な養生法です。
  人間は、体内の毒を大便、尿、汗腺、皮膚を通して排出します。梅干し・ドクダミ(茶)・味噌はいずれも多くは尿として排毒し、とくにドクダミは入浴剤として使えば皮膚からの排毒をも促します。他に、黒ごま、自然塩(天日塩)、昆布・ワカメ(の味噌汁)、かき葉、ほうじ茶、ニンジン、無農薬玄米などがよいとされています。さらに特筆すべきは、青のりの強い効能です。(梅干し・味噌・無農薬玄米等については、各家庭からのご提供のほか、製造・販売元からも格段のご奉仕をいただいています。)近日中に、入浴剤等も作って送ります。
 
  フクシマの人は皆さん、直ちに解毒に努めてください! 今は、こうした方法しかないのです !!  
  赤字が増えています。全国の皆さん、「梅ドみ」募金にご協力ください。  

  ジュノーの会の郵便振替の口座番号は以下のとおりです。
  郵便振替=「01370-0-29460・ジュノー基金」
  口座名義はジュノーの会ではなく、「ジュノー基金」です。通信欄か空白に、「梅ドみ」と明記してください。福島へ、梅干し・ドクダミ・味噌を中心に、「解毒」のための必需品を送ります。

梅ドみ 3/28~5/25  残高 -147,087円  収入(梅ドみ募金)973,127円  支出(購入分)1,120,214円   (内訳)味噌 1,380kg 435,800円; 梅干・醤油 193,521円; 十穀 24,549円; 無農薬(無化学肥料)玄米 30㎏ 12,900円; 無農薬(化学肥料半減)玄米 60kg 22,600円; ドクダミ(茶)、青のり、ごま、塩、ウーロン茶、ほうじ茶、かき葉、ワカメ、昆布、ニンジンなど 275,518円; 漢方入浴剤・貼薬材料 12,495円、段ボール、フリーザバッグ、テープ、はかりなど25,561円;運送費 117,270円(34回分)

(5/25) 第34便(段ボール3箱) 内訳:
①味噌20㎏、ニンジン40本、ピーマン12袋、青のり5瓶 ②白菜6玉、たまねぎ16個、ニンジン10本、ピーマン2袋 ③味噌20㎏、たまねぎ20個、ニンジン10本、赤穂塩1袋、青のり2瓶、ピーマン8袋

いま、私たちは何をすべきか。 
 大筋だけをズバリと言わせていただく。
 まず、初期の医療空白の時代には、呆然と待っていたりせずに、ヒロシマ、ナガサキ、チェルノブイリで効果があったと伝えられる療法を可能な限り試みることである。
 次に、政治方面の努力を急いでもらって、一日も早く「全科無料定期検診制度」と「全科無料治療制度」を確立すること、そしてそれを守り抜くことである。そのとき、初めて、現代医学は力を発揮するのである。
 (「ジュノーさんのように」第116号より)


 

    
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JUNOD

Author:JUNOD
ジュノーの会について
「ジュノーの会」は、世界のヒバクシャ支援とくにチェルノブイリ原発事故の被曝者支援に取り組む広島県府中市の市民団体です。会の名前は、被爆後の広島に医薬品15トンを届け、被爆者の治療にあたったスイス人医師、マルセル・ジュノー博士(1904~61年)にちなんでいます。博士の精神を受け継ぎ、86年のチェルノブイリ原発事故の被曝者支援のため88年に発足しました。会員数は全国に約500人。これまでに延べ約200人の医師を現地に派遣し、甲状腺がんなど1000人以上の患者を診療、一人ひとりの患者さんにカルテ報告を行い、同時に小児白血病治療、血液感染症予防などの医療協力活動、またヒロシマとチェルノブイリのヒバクシャ交流を進めるなど、被災者の側に立った援助活動を続けています。チェルノブイリ被災者市民団体との強い協力関係もあります。

ジュノーの会の郵便振替の口座番号は以下のとおりです。
郵便振替=「01370-0-29460・ジュノー基金」
口座名義は「ジュノー基金」です。ジュノーの会ではなく、「ジュノー基金」です。
通信欄か空白に、「梅ドみ」と明記してください。

他銀行やネットから振込んでいただくときは、以下の振込先にお願いします。
   <他銀行から振込む場合の振込先>
   銀行名ゆうちょ銀行
   ■金融機関コード9900
   ■店番139
   ■預金種目当座
   ■店名一三九 店(イチサンキユウ店)
   ■口座番号0029460

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