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NO.114 キエフからの通信(29) 「日本政府にお願い: 困っている被災者を国が見捨てないことが、被災者にわかるようにしてください」

NO.114
キエフからの通信(29) 「日本政府にお願い: 困っている被災者を国が見捨てないことが、被災者にわかるようにしてください」(5月16日着信)

尊敬する甲斐さん、親愛なる日本の友人たち!

  わたし、ヂャトロヴァ・リュドミーラは、チェルノブイリ大惨事の被災者で元プリピャチ市民、現在は社会団体「ゼムリャキ」の会員で職員です。日本のみなさま方に心からお見舞いを申し上げたいのですが、ことばでは言い尽くせません。日本の国民にどんな災難が降りかかったのか、完全に理解できるのは、同様のことを体験した者のみです。
  この災難の最初の数日から、わたしとわたしの家族、わたしの同僚や隣人、そして思うのですが、ウクライナのすべての国民が、心から同情して、日本からの情報を見守っているのです。このようなことが、賢明で並外れて勤勉で、思いやりのある善良な日本の方々に起きたことをほんとうにくやしく思います。わたしはこう固く信じているのです。なぜなら、あなたがた、日本の友人たちのようには、だれもわたしたちチェルノブイリの被災者に援助し同情してはくれませんでしたから。そのことに対して、みなさま方に深く、深く感謝しています。わたしの親戚の女性は、家族とともに日本に2年間住み仕事をしましたが、帰国後、感嘆と感謝を持って日本の人々のことを話してくれました。
  わたしとわたしの家族は、みなさんが一日も早くこの災難を克服されることを願っています。あなた方の暮らしが軌道にのり、体験された恐怖を早くお忘れになることを願っています。もっとも、このようなことを忘れるなんて無理なことだと承知しているのですけれど。

  こちらでは25年が過ぎましたが、忘れることはできません。1986年4月26日から27日にかけての夜、自家用車でプリピャチ脱出を試みた際に目にした、4号炉のうえの照り返しを忘れることはできません。わたしたちがキエフの病院で放射線測定員に測定された時、わたしたちの洋服にくっついた放射能の値で線量計が振り切れた時の恐怖を、忘れることはできません。住むところも着るものもなく、わたしたちの家族が離れ離れになった、あの1986年の夏を忘れることはできません。病院から戻った夫は事故処理作業につき、子どもたちはプリピャチから少しでも離れたサナトリウムやピオネール保養所に送られたのです。
  わたしや子どもたちは、夫が原発の事故処理作業から戻るのを待っていたのに、受け取ったのは、夫の具合が悪くなり、作業現場から直接病院に搬送されたという知らせ。このことを忘れることはできません。夫が病気で苦しみ、国が自分を不当に扱う(薬代にもならないわずかな年金が支給されたのです)ことによる抑うつ状態に苦しんだことを忘れることはできません。そのあと、夫は亡くなりました。
  いま、「あなたは原発に賛成ですか、反対ですか」という質問を聞くと、わたしは全世界に向かって叫びたくなるのです、「わたしは原発に反対です!!!」。「賛成」と答え、さらに自分の「賛成」を論証しようと試みる人たちがいることには驚きます。このような人々は、自分の人生で何も失ったことのない人々だと確信していますし、失ったことがあるとしても、それは彼らにとってたいせつなものではなかったにちがいありません。
  日本政府にこころからのお願いがあります。わたしたちの政府が初めのうちわたしたちにやったように、この先被災者がどうなるのか、彼らに隠さないでください。わたしたちは、1986年の夏の間じゅう、今後自分たちがどうなるのか、どこに住むのかわからず、わたしたちの苦しみは増大しました。いまの不自由な暮らしが一時的なものであることが被災者にわかるようにしてください。困っている被災者を国が見捨てないことが、被災者にわかるようにしてください。
  日本の被災者のみなさま、より良い未来への希望をどうか失わず、善を信じてください。偉大で、賢明で、辛抱強く、善良な日本国民は、原子力エネルギーに代わるものを必ずや見つけてくださるものと、心から信じています。
  大きな尊敬をこめて、
  リュドミーラ・ヂャトロヴァ



「梅ドみ」募金にご協力ください。「梅ドみ」とは、梅干し、ドクダミ、味噌のことです。
 ジュノーの会では、ヒロシマ、ナガサキでの被爆後、健康回復を果たした人々が試みた「民間療法」の中から、代表的な養生法をフクシマの人びとにお送りしています。それは、「梅ドみ=梅干し・ドクダミ(茶)・(府中)味噌」を中心に、すりごま(黒)、自然塩(天日塩)、だし昆布、ワカメ、かき葉、ほうじ茶、さらに、無農薬玄米などです。(梅干し・味噌・無農薬玄米については、各家庭からのご提供のほか、製造・販売元からも格段のご奉仕をいただいています。)
 放射能からは、まず避難すること。次に、こうしたヒロシマ、ナガサキの経験に学んで、直ちに「解毒」のための養生法を実践すること。一人ひとりが自分を守るためにできることは、まず避難し、次に、こうした「ヒロシマの知恵」を活用していただくことだと思います。


 ジュノーの会の郵便振替の口座番号は以下のとおりです。
  郵便振替=「01370-0-29460・ジュノー基金」
  口座名義は「ジュノー基金」です。ジュノーの会ではなく、「ジュノー基金」です。
  通信欄か空白に、「梅ドみ」と明記してください。
  福島へ、梅干し・ドクダミ・味噌を中心に、「解毒」のための必需品を送ります。

梅ドみ 3/28~5/18   残高 -36,252円  収入(梅ドみ募金)947,632円  支出(購入分)983,884円
(内訳)味噌 1,200kg 387,200円、梅干・醤油 193,521円 、十穀 24,549円
    無農薬(無化学肥料)玄米 30㎏ 12,900円、無農薬(化学肥料半減)玄米 60kg 22,600円
ドクダミ(茶)、青のり、ごま、塩、ウーロン茶、ほうじ茶、かき葉、ワカメ、昆布、ニンジンなど 225,065円
    段ボール、フリーザバッグ、テープなど15,779円、運送費 102,270円(28回分)


いま、私たちは何をすべきか。 
 大筋だけをズバリと言わせていただく。
 まず、初期の医療空白の時代には、呆然と待っていたりせずに、ヒロシマ、ナガサキ、チェルノブイリで効果があったと伝えられる療法を可能な限り試みることである。
 次に、政治方面の努力を急いでもらって、一日も早く「全科無料定期検診制度」と「全科無料治療制度」を確立すること、そしてそれを守り抜くことである。そのとき、初めて、現代医学は力を発揮するのである。
 (「ジュノーさんのように」第116号より)


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JUNOD

Author:JUNOD
ジュノーの会について
「ジュノーの会」は、世界のヒバクシャ支援とくにチェルノブイリ原発事故の被曝者支援に取り組む広島県府中市の市民団体です。会の名前は、被爆後の広島に医薬品15トンを届け、被爆者の治療にあたったスイス人医師、マルセル・ジュノー博士(1904~61年)にちなんでいます。博士の精神を受け継ぎ、86年のチェルノブイリ原発事故の被曝者支援のため88年に発足しました。会員数は全国に約500人。これまでに延べ約200人の医師を現地に派遣し、甲状腺がんなど1000人以上の患者を診療、一人ひとりの患者さんにカルテ報告を行い、同時に小児白血病治療、血液感染症予防などの医療協力活動、またヒロシマとチェルノブイリのヒバクシャ交流を進めるなど、被災者の側に立った援助活動を続けています。チェルノブイリ被災者市民団体との強い協力関係もあります。

ジュノーの会の郵便振替の口座番号は以下のとおりです。
郵便振替=「01370-0-29460・ジュノー基金」
口座名義は「ジュノー基金」です。ジュノーの会ではなく、「ジュノー基金」です。
通信欄か空白に、「梅ドみ」と明記してください。

他銀行やネットから振込んでいただくときは、以下の振込先にお願いします。
   <他銀行から振込む場合の振込先>
   銀行名ゆうちょ銀行
   ■金融機関コード9900
   ■店番139
   ■預金種目当座
   ■店名一三九 店(イチサンキユウ店)
   ■口座番号0029460

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