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NO.171 お知らせ 9月10日(土)、「ジュノーの日」の集いを開きます。

NO.171
お知らせ 
9月10日(土)、「ジュノーの日」の集いを開きます。

フクシマがほんとうに緊急事態です。
どこまで被害が広まるか、予測もつきません。本来「強制退去」すべき地域に、200万人以上の人びとが、ふつうに、これまでと変わりなく暮らしているのです。戦慄すべき事態です。放射能の正体をある程度知っている者にとっては、身も凍る恐るべき事態です。ひょっとすると、日本列島居住者全員の命は、もう既に終焉に向かっているのかもしれません。

 私たちは、「梅ドみ運動」の展開の中で、どこまでフクシマ・ヒバクシャの(そして日本列島居住者全員の)被害をくいとめられるか。
 江戸時代に「解毒」の医学を人びとに伝授した広島の医師・吉益東洞以来の広島民間療法の伝統と、黎明期の赤十字運動を担った広島の民衆の伝統が、あの原爆炸裂の地獄の中で、多くの被爆者の命を救ったのでした。人びとは自分たちの知る限りの「解毒」療法を自他に対して試みたのです。
 こうした、被爆時の民衆自身による放射能毒の「解毒」のための「人体実験」のエッセンスを、ジュノーの会では「梅ドみ」の言葉に託して、3月以来、福島に届け続けています。
 さらに、広島では、戦後、被爆者一人ひとりの尋常ならぬ苦しみと向かい合って練磨せられた経絡現象学による被爆者治療も発達を遂げ、難病に立ち向かってきました。
 こうした、300年来の広島の医家と民衆による「解毒」と「予防」の実践と祈りとが、このフクシマの事態にはたしてどこまで通用するか。
天明大一揆以来の広島民衆の伝統に依拠して、ひるむことなく全力で立ち向かってみようではありませんか。

 広島、岡山両県をはじめ、比較的近くにお住いの方々、フクシマ緊急事態打破のための相談にご参加ください。

 66年前のこのころ、ジュノーさんは焼野が原の広島にいたのです。
 フクシマの事態を受けて、あらためてジュノーさんの在り方を思い起こしてみましょう。


 日時:9月10日(土) 午後1時半~4時半
  ■場所:広島県府中市文化センター3階第2会議室
            (府中市府川町70 Tel.0847-45-6000)
 ■内容:『ジュノーさんのように』の朗読・質疑
       福島の現状報告 甲斐 等(ジュノーの会代表)


ご都合のつく方は、どうぞおいでください。

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NO.170 第二世代、第三世代への影響について(1992年7月5日)~その2~ ~チェルノブイリの現場の医師、ヒロシマの被爆者と出会う⑥~  

NO.170
第二世代、第三世代への影響について(1992年7月5日)~その2~
~チェルノブイリの現場の医師、ヒロシマの被爆者と出会う⑥~

(而立書房刊『ジュノーさんのように』第2巻「チェルノブイリからきた医師と子どもたち」p.184~185より) 

 会場を近くのABKに移してヒロシマ側の心理を詳しく伝えようとした。第二第三世代で、不安を抱えている人はたくさんいる。だが“言わない”(思いたくない、言いたくない)というヒバクシャの心理から、その世代の現状は統計的にははっきりつかめないのだ。
 リュドミーラ先生は、倒れそうなほど疲れていらっしゃるだろうに、背筋をぴんとのばして、「特に重要なことはみなさんの世代だけではなくて、第二第三世代にはどんな子どもたちが生まれるか、どのような障害がでるかです。そういうことについても必ず隠さないで全部情報を伝えないといけない」と言われた。
 森本さんは、意を決したようにはっきりと話された。「第三世代の病気は、ないのではなくて、見つからないのです。……見つからない理由は、現在の社会の組織が悪いからなんです。私の例を一つ言います。もし親がヒバクシャであるということが分かった場合、子どもの就職とかなんとかに不利な条件が加えられるんです。私は正直にヒバクのことを喋ります。けどそのために、息子の就職がフイになったことが何回もあるんです。だから、多くのヒバクシャの人たちは本当のことは言わないのです」。(沼田さん)「結婚もそうです。それがヒバクシャの差別と言われるものなんです」。(だから、病気は出てるかもしれないけれど、それが原爆のせいであるという形では見つかっていないのだ。)
 3人のお医者さん方の目は、疲れ切った体とは裏腹に、まっすぐ沼田さん、森本さんに向けられていた。私たちは「伝わった」と思った。時計は10時30分になっていた。
(以下、略)


梅ドみ 3/28~8/24(水)
 
 福島市のNPO法人シャロームと連携して、フクシマの被災者の方々にお届けしています。
 ≪ここに挙げるのは、購入分のみです。多くの方々が、自家製味噌、自家製梅干し(多量集まりました)、乾燥ドクダミ、無農薬玄米などを現物で提供してくださいました(現在も継続中)。特に乾燥ドクダミは、刈って、きれいに洗って、充分に陰干しをして、適度な大きさに切って、ビニール袋に小分けして詰めるのですが、ここまで結構、時間も労力もかかります。頭の下がる思いのすることもあります。また、購入分につきましては、府中味噌組合3社、ひろしま全農、マルシマ食品等、広島県内の製造・販売元の方々が、利益抜きの奉仕価格で特別に提供してくださっています。≫

残高 -475,955円   収入(梅ドみ募金)2,748,812円   支出(購入分)3,224,767円   
(内訳)味噌 3,600kg 1035,200円; 梅干・醤油 717,351円; 十穀・黒米 32,991円; 無農薬(無化学肥料)玄米 60kg 25,800円; 無農薬(化学肥料半減)玄米 120kg 45,200円; ドクダミ(茶)、青のり、黒ごま、自然塩(天日塩)、ウーロン茶、ほうじ茶、かき葉、はぶ茶、ワカメ、昆布、ニンジンなど 830,703円; 漢方入浴剤・貼薬材料117,117円;濾紙、ペットボトル27,275円;段ボール、フリーザーバッグ、粘着テープ、はかり、やかん、容器、アルコール、ハサミ、ピンセット、コットン、レーザープリンターラベル、ペットボトルなど 99,140円;運送費 293,990円(99回分)

(8/22・月)第97便(段ボール3箱・うちクール1)
内訳:①②『ジュノーさんのように』第1巻50冊、第2巻50冊、第3巻61冊=計161冊 ③クール便・ジュノーの会入浴剤(非売品)50本、カットわかめ2

(8/23・火)第98便(ダンボール5箱)
内訳:①味噌20kg、100%ドクダミ茶4箱、徳用ウーロン茶4袋、すりごま(黒)4袋、カットわかめ(小)2袋 ②味噌20kg、100%ドクダミ茶4箱、徳用ウーロン茶4袋、カットわかめ(大)1袋、(小)2袋、すりごま(黒)4袋 ③味噌20kg、100%ドクダミ茶4箱、徳用ウーロン茶4袋、赤穂の塩2袋、カットわかめ(小)3袋、すりごま(黒)3袋 ④味噌20kg、100%ドクダミ茶4箱、徳用ウーロン茶4袋、カットわかめ(小)2袋、すりごま(黒)4袋 ⑤マルシマ梅干2ケース、100%ドクダミ茶4箱、徳用ドクダミ茶4袋、赤穂の塩6袋、すりごま(黒)3袋

(8/24・水)第99便(ダンボール3箱)
内訳:①マルシマ梅干し2ケース、100%ドクダミ茶2箱、徳用ウーロン茶3袋、カットわかめ(大)2袋、会報118号・120部 ②マルシマ梅干し2ケース、100%ドクダミ茶2箱、徳用ウーロン茶3袋、赤穂の塩2袋、カットわかめ(大)2袋、会報118号・130部 ③味噌20㎏、100%ドクダミ茶4袋、徳用ウーロン茶2袋、徳用ドクダミ茶3袋、すりごま(黒)1袋、カットわかめ(大)1袋

浅海典子さん、内田千寿子さん、ありがとうございました。

  みなさん、ジュノーの会・「梅ドみ募金」に力を貸してください。「梅ドみ」とは「梅干し・ドクダミ茶・味噌」のことです。ヒロシマ、ナガサキを生き抜いた人びとの代表的な養生法を紹介しています。
  毎日1個の梅干し(昔ながらの、天日塩とシソだけの)、毎日1杯のドクダミ茶(ウーロン茶とのブレンドで2~3杯)、毎日1杯の(昆布ダシ、ワカメの)味噌汁――これが基本ラインの目安です。これを毎日続けること。(ドクダミ茶については、①飲みすぎに注意してください。おいしいと感じることが目安です。②妊娠中、授乳中の方は医師か薬剤師にご相談ください。)
  砂糖は摂らないようにしてください。黒ゴマ、自然塩(天日塩)、柿の葉、ニンジン、ハブソウ、ほうじ茶(緑茶は避けたほうがいいのです)などを摂るとよいのです。プレーン・ヨーグルトにも排毒の作用があります。あと、免疫力を高める強力な作用のあるのが「青のり」。青のりを天日塩でうすい塩味にして、ふりかけのようにして食してください。 
 ヒロシマ被爆時には、人びとは藁をもつかむようにして、ある人はドクダミを飲み、ある人はナスの味噌漬けを食べ、ある人はカワラヨモギを食べました。今はいろんな食品で排毒する知恵が見つかっていますので、一つ一つの食品については、過度に食する必要はありません。ドクダミ茶や昆布などは、摂りすぎに注意したほうがよいくらいです。
  たくさんのフクシマ放射能被災者の方々が「梅ドみ」「解毒」を求めておられます。国や県、行政の支援は望めません。待っているわけにはいかないのです。ただちに「解毒」を! 遅れれば遅れるだけ危険が増します。
  どうか、全国の非被災地のみなさんの力で、より多くのフクシマの人々に、「梅ドみ」に代表される「ヒロシマの知恵」を届けてあげてください。そして、ご自分でも、「梅ドみ」を入り口にして、「健康」を求める生活を始めてください。

 いま、私たちは何をすべきか。 
 大筋だけをズバリと言わせていただく。
 まず、初期の医療空白の時代には、呆然と待っていたりせずに、ヒロシマ、ナガサキ、チェルノブイリで効果があったと伝えられる療法を可能な限り試みることである。
 次に、政治方面の努力を急いでもらって、一日も早く「全科無料定期検診制度」と「全科無料治療制度」を確立すること、そしてそれを守り抜くことである。そのとき、初めて、現代医学は力を発揮するのである。
 (「ジュノーさんのように」第116号より)

NO.169 お知らせ 明日、8月27日、初めて福島に行きます。

NO.169
お知らせ
明日、8月27日、初めて福島に行きます。

明日、8月27日(土)午後1時半から、福島市の「まちなか夢工房」で
   『ただちに解毒を!
  放射能から身を守る「梅ドみ」運動のすすめ』

と題してお話しすることになっています。
講演のあとは、さまざまなディスカッション、それに相談会も開かれる予定です。
ご都合のつく方は、どうぞおいでください。

問合せ連絡先:
障がい者コミュニティーサロンまちなか夢工房 福島市本町5-31 Tel:024-524-2230 Fax:024-525-8285




また、9月10日(土)には、広島県府中市で、「ジュノーの日」の集いを開きます。
66年前のこのころ、ジュノーさんは焼野が原の広島にいたのです。
フクシマの事態を受けて、あらためてジュノーさんの在り方を思い起こしてみましょう。
  ■日時:9月10日(土) 午後1時半~4時半
  ■場所:広島県府中市文化センター3階第2会議室(府中市府川町70 Tel.0847-45-6000)
  ■内容:『ジュノーさんのように』の朗読・質疑
       福島の現状報告 甲斐 等(ジュノーの会代表)


こちらも、ご都合のつく方は、どうぞおいでください。


集会の予告があまりにも遅れすぎて、すみません。
ふと気が付いたら、もう明日は福島に向かって旅立たなければならない日を迎えていました。
実は、元気に行って帰ってくる、それが私の目標です。

NO.168 第二世代、第三世代への影響について(1992年7月5日)~その1~  ~チェルノブイリの現場の医師、ヒロシマの被爆者と出会う⑤~

NO.168
第二世代、第三世代への影響について(1992年7月5日)~その1~
~チェルノブイリの現場の医師、ヒロシマの被爆者と出会う⑤~

(而立書房刊『ジュノーさんのように』第2巻「チェルノブイリからきた医師と子どもたち」p.183~184より) 


 次々と質問がでる。ヴァロージャ先生、また別の質問。「毎年、年に何回、総合検査を?」 (沼田さん)「ヒロシマで、あるいはナガサキで、ヒバクした人がいますが、ヒロシマの場合、年に二回うけるようになっています。健康センターから巡回してこられるんです。……しかし、それでわかるのかなというような不安を持ってしまう、あまりにも簡単な検査です」「治療は?」「原爆病院に行っております。私の場合は手術をしないといけないということになると白血球がすごく多くなるんです。一万以上になると私にとっての危険信号ということになります」。森本さんは「私の場合は福島生協病院というところで検査します。とても親切で丁寧です。一回に半日位かかります」。(沼田さん)「私は年に一回人間ドックにはいります。舟入病院でうけます。……ちょっと痛いということがあったらすぐレントゲンをとります。不安があります」。(森本さん)「私は(例えば)肺ガンの疑いがあるとかいう場合の検査の時は仕方がないからレントゲンをうけますけど、普通の健康診断でしたらこれ以上浴びたくないからお断りします。」
 この間、やはりお医者さん方は、第二、第三世代への影響をすごく聞きたがっておられたようだ。だがヒロシマ側のヒバクシャの心理は、なかなか伝わらなかった。“第三世代のことはよくわからない”という結論だけがお医者さん方に印象づけられたようであった。それなら質問はもうないからということで、疲れていることもあって帰ろうとされた。
 しかし、この微妙なズレをうめた方がよかろうと、もうしばらくおひきとめすることになった。時計はもう9時30分をまわっていた。

梅ドみ 3/28~8/21(日)
 
 福島市のNPO法人シャロームと連携して、フクシマの被災者の方々にお届けしています。
 ≪ここに挙げるのは、購入分のみです。多くの方々が、自家製味噌、自家製梅干し(多量集まりました)、乾燥ドクダミ、無農薬玄米などを現物で提供してくださいました(現在も継続中)。特に乾燥ドクダミは、刈って、きれいに洗って、充分に陰干しをして、適度な大きさに切って、ビニール袋に小分けして詰めるのですが、ここまで結構、時間も労力もかかります。頭の下がる思いのすることもあります。また、購入分につきましては、府中味噌組合3社、ひろしま全農、マルシマ食品等、広島県内の製造・販売元の方々が、利益抜きの奉仕価格で特別に提供してくださっています。≫

残高 -396,892円   収入(梅ドみ募金)2,718,812円   支出(購入分)3,115,704円   
(内訳)味噌 3,480kg 1002,800円; 梅干・醤油 679,022円; 十穀・黒米 32,991円; 無農薬(無化学肥料)玄米 60kg 25,800円; 無農薬(化学肥料半減)玄米 120kg 45,200円; ドクダミ(茶)、青のり、黒ごま、自然塩(天日塩)、ウーロン茶、ほうじ茶、かき葉、はぶ茶、ワカメ、昆布、ニンジンなど 806,765円; 漢方入浴剤・貼薬材料117,117円;濾紙、ペットボトル27,275円;段ボール、フリーザーバッグ、粘着テープ、はかり、やかん、容器、アルコール、ハサミ、ピンセット、コットン、レーザープリンターラベル、ペットボトルなど 96,064円;運送費 282,670円(96回分) 

(8/21・日)第96便(段ボール4箱)
内訳:①味噌20㎏、100%ドクダミ茶4箱、徳用ドクダミ茶4袋、自家製梅干し6袋、カットわかめ(小)3袋
②味噌20kg、100%ドクダミ茶4箱、徳用ウーロン茶2袋、カットわかめ(大)3袋、塩2袋、自家製梅干4袋 ③味噌20kg、100%ドクダミ茶4箱、徳用ウーロン茶2袋、塩2袋、自家製梅干8袋
④マルシマ梅干2ケース、徳用ドクダミ茶4袋、徳用ウーロン茶1袋、塩1袋、カットわかめ(大)4袋、自家製ドクダミ5袋 

玉川裕美子さん、藤井一三さん、佐藤さん(福島市大波地区)、シャロームメンバーさん、まちなか夢工房さん、大住元美登里さん、永田和子さん、三藤義郎さん、国竹さん、藤村さん、ありがとうございました。

  みなさん、ジュノーの会・「梅ドみ募金」に力を貸してください。「梅ドみ」とは「梅干し・ドクダミ茶・味噌」のことです。ヒロシマ、ナガサキを生き抜いた人びとの代表的な養生法を紹介しています。
  毎日1個の梅干し(昔ながらの、天日塩とシソだけの)、毎日1杯のドクダミ茶(ウーロン茶とのブレンドで2~3杯)、毎日1杯の(昆布ダシ、ワカメの)味噌汁――これが基本ラインの目安です。これを毎日続けること。(ドクダミ茶については、①飲みすぎに注意してください。おいしいと感じることが目安です。②妊娠中、授乳中の方は医師か薬剤師にご相談ください。)
  砂糖は摂らないようにしてください。黒ゴマ、自然塩(天日塩)、柿の葉、ニンジン、ハブソウ、ほうじ茶(緑茶は避けたほうがいいのです)などを摂るとよいのです。プレーン・ヨーグルトにも排毒の作用があります。あと、免疫力を高める強力な作用のあるのが「青のり」。青のりを天日塩でうすい塩味にして、ふりかけのようにして食してください。 
 ヒロシマ被爆時には、人びとは藁をもつかむようにして、ある人はドクダミを飲み、ある人はナスの味噌漬けを食べ、ある人はカワラヨモギを食べました。今はいろんな食品で排毒する知恵が見つかっていますので、一つ一つの食品については、過度に食する必要はありません。ドクダミ茶や昆布などは、摂りすぎに注意したほうがよいくらいです。
  たくさんのフクシマ放射能被災者の方々が「梅ドみ」「解毒」を求めておられます。国や県、行政の支援は望めません。待っているわけにはいかないのです。ただちに「解毒」を! 遅れれば遅れるだけ危険が増します。
  どうか、全国の非被災地のみなさんの力で、より多くのフクシマの人々に、「梅ドみ」に代表される「ヒロシマの知恵」を届けてあげてください。そして、ご自分でも、「梅ドみ」を入り口にして、「健康」を求める生活を始めてください。

 いま、私たちは何をすべきか。 
 大筋だけをズバリと言わせていただく。
 まず、初期の医療空白の時代には、呆然と待っていたりせずに、ヒロシマ、ナガサキ、チェルノブイリで効果があったと伝えられる療法を可能な限り試みることである。
 次に、政治方面の努力を急いでもらって、一日も早く「全科無料定期検診制度」と「全科無料治療制度」を確立すること、そしてそれを守り抜くことである。そのとき、初めて、現代医学は力を発揮するのである。
 (「ジュノーさんのように」第116号より)

NO.167 沼田鈴子さんとジトーミルの3医師(1992年7月5日)~その2~  ~チェルノブイリの現場の医師、ヒロシマの被爆者と出会う④~

NO.167
沼田鈴子さんとジトーミルの3医師(1992年7月5日)~その2~
~チェルノブイリの現場の医師、ヒロシマの被爆者と出会う④~


(而立書房刊『ジュノーさんのように』第2巻「チェルノブイリからきた医師と子どもたち」p.181~183より) 

 ヴァロージャ先生は、汚染地区にずっと居続けなければならない人々を思い浮かべながらであろう、「原爆の後は、ずっと広島に? それとも別の場所に?」と質問された。「私は広島。妹は原爆をうけて1年ちょっとして、山口県の湯田の温泉に転地療養にいきました。それで少し健康を回復しましたが、それから後少しずつ病気が出ました。私は4人兄妹なのですが、兄は顔にやけどをし、真っ黒い血を吐きました。その後ずっと体調が思わしくなく、とうとう両方の肺にガンができ、今年1月に亡くなりました」。「お兄さんもずっと広島?」「兄も仕事をしないといけないから広島にいました。兄の子どもは健康上何も問題ありません。ところが、孫に大変弱い子がいて常に入退院を繰り返しています。病名ははっきり分かりません。兄もお嫁さんもヒバクシャです。ヒバクシャはみな、隔世遺伝を心配しています。しかし、未来のある子どもたちに不安を与えるのはよくないので、私たちはあまりそのことを言いません。……私が残念に思っていることは、甥の子の場合、甥夫婦(第二世代)が自分は健康であるためにヒバクということに無関心だということ。私が“子どもが医者に診てもらう時に、自分の親がヒバクシャであるということを言ってみてごらん。そうすれば医者になんとか(病気の原因なり)気付いてもらえるのでは”と言うのですけど、未だに関心をもたない。」
 「第三世代にガンやほかの病気がおこったりするのはよくあることですか」とサーシャ先生。「よくわかりません。……私の甥の子が弱いというのはやはり兄がヒバクしているがゆえに、それを考える。しかし、はっきりわからない。わからないからこそ心配するわけなんです。……原爆を受けたあと一番ヒバクシャが心配したのは結婚です。結婚に影響するからということで、ヒバクしたことを隠しました」と沼田さん。森本さんが「そのことで私も不安を感じたんですよ。最初の子どもと二番目の子どもは生まれてすぐ、原因不明で死んだんです」。(沼田さん)「私も妹も結婚していませんが、私は結婚しなくてよかったなと思います。もし結婚していたらどんな子どもが生まれたかなという不安がありますから」。(森本さん)「第三世代のことは追跡して確かめてないだろうと思います。白血病とか小児ガンとかありますけど、その人たちの親、あるいはおじいさん、おばあさんが果たしてヒバクシャであったかどうかということを、おそらく担当のお医者さんもご存知ないんじゃないですかね。言わないから」。――“言わない”ということに、ヒバクシャへの差別の大きさを思わされる。
 ここでターニャさんのお母さんが森本さんに質問された。「音楽や山登りをされてるそうですが、健康のためになりましたか」「もちろん健康のためにでもありますけど、本当は“こわさ”をまぎらわしたいんです。……高い山でも登って好きなボンゴでも叩いていると、もう何もかも忘れてしまいます。コーラスグループで大きな声をだす、みんなとハモっているそのときは、自分の後遺症について普段感じている“怖さ”というものは全然考えてませんからねえ」。(沼田さん)「ヒバクした人にはビールがいいということを聞いたので、私も飲み始めてよくなりました。……ヒバクしている者で夜いろんな会合を持ちましたが、それでみんな不安をごまかしていたんです。話をしながら、できるだけ楽しい雰囲気になるようにしていたんです。……私も自殺を考えたことがあります。いくど死のうと思ったかわかりません。ヒバクした後、立ち上がって教員になりましたが、若い高校の生徒さんと一緒に生活して生徒さんから若さのエネルギーをうけて、不安をまぎらわそうとしていたんじゃないかなと思います。28年間の教員生活の中で、ヒバクしているということは一言も言いませんでした。……不安、不安、不安と思ってたら、せっかく命をうけて生きてきたことがなんであるかということになる。だから一人一人が不安の中から、生きていくということに希望をもたなくてはいけないんじゃないかなと思うわけなんです。……かつて私がちょうど自殺を考えていた頃、知った人が3人くらい自殺しております。」
(つづく) 

梅ドみ 3/28~8/12(金)
 
 福島市のNPO法人シャロームと連携して、フクシマの被災者の方々にお届けしています。
 ≪ここに挙げるのは、購入分のみです。多くの方々が、自家製味噌、自家製梅干し(多量集まりました)、乾燥ドクダミ、無農薬玄米などを現物で提供してくださいました(現在も継続中)。特に乾燥ドクダミは、刈って、きれいに洗って、充分に陰干しをして、適度な大きさに切って、ビニール袋に小分けして詰めるのですが、ここまで結構、時間も労力もかかります。頭の下がる思いのすることもあります。また、購入分につきましては、府中味噌組合3社、ひろしま全農、マルシマ食品等、広島県内の製造・販売元の方々が、利益抜きの奉仕価格で特別に提供してくださっています。≫

残高 -396,424円   収入(梅ドみ募金)2,621,987円   支出(購入分)3,018,411円   
(内訳)味噌 3,360kg 970,400円; 梅干・醤油 640,693円; 十穀・黒米 32,991円; 無農薬(無化学肥料)玄米 60kg 25,800円; 無農薬(化学肥料半減)玄米 120kg 45,200円; ドクダミ(茶)、青のり、黒ごま、自然塩(天日塩)、ウーロン茶、ほうじ茶、かき葉、はぶ茶、ワカメ、昆布、ニンジンなど 786,181円; 漢方入浴剤・貼薬材料117,117円;濾紙、ペットボトル27,275円;段ボール、フリーザーバッグ、粘着テープ、はかり、やかん、容器、アルコール、ハサミ、ピンセット、コットン、レーザープリンターラベル、ペットボトルなど 94,084円;運送費 278,670円(95回分)

(8/11・木)第93便(ジュノーの会漢方貼剤60人分)
(8/12・金)朝・第94便(ジュノーの会漢方貼剤60人分・うち乳幼児用20人分)
(8/12・金)夕・第95便(段ボール5箱)
内訳:①味噌20㎏、100%ドクダミ茶4箱、徳用ウーロン茶4袋、カットわかめ(大)1袋、(小)2袋、すりごま(黒)4袋 
 ②味噌20kg、100%ドクダミ茶4箱、徳用ウーロン茶4袋、カットわかめ(大)1袋、(小)2袋、すりごま(黒)4袋、青のり(粉)4袋
      ③味噌20kg、100%ドクダミ茶4箱、徳用ドクダミ茶1袋、徳用ウーロン茶4袋、カットわかめ(小)1袋、すりごま(黒)8袋
    ④マルシマ梅干し2ケース、100%ドクダミ茶8箱、徳用ウーロン茶2袋、伯方の塩6袋、すりごま(黒)4袋

山内隆司さん、ありがとうございました。

  みなさん、ジュノーの会・「梅ドみ募金」に力を貸してください。「梅ドみ」とは「梅干し・ドクダミ茶・味噌」のことです。ヒロシマ、ナガサキを生き抜いた人びとの代表的な養生法を紹介しています。
  毎日1個の梅干し(昔ながらの、天日塩とシソだけの)、毎日1杯のドクダミ茶(ウーロン茶とのブレンドで2~3杯)、毎日1杯の(昆布ダシ、ワカメの)味噌汁――これが基本ラインの目安です。これを毎日続けること。(ドクダミ茶については、①飲みすぎに注意してください。おいしいと感じることが目安です。②妊娠中、授乳中の方は医師か薬剤師にご相談ください。)
  砂糖は摂らないようにしてください。黒ゴマ、自然塩(天日塩)、柿の葉、ニンジン、ハブソウ、ほうじ茶(緑茶は避けたほうがいいのです)などを摂るとよいのです。プレーン・ヨーグルトにも排毒の作用があります。あと、免疫力を高める強力な作用のあるのが「青のり」。青のりを天日塩でうすい塩味にして、ふりかけのようにして食してください。 
 ヒロシマ被爆時には、人びとは藁をもつかむようにして、ある人はドクダミを飲み、ある人はナスの味噌漬けを食べ、ある人はカワラヨモギを食べました。今はいろんな食品で排毒する知恵が見つかっていますので、一つ一つの食品については、過度に食する必要はありません。ドクダミ茶や昆布などは、摂りすぎに注意したほうがよいくらいです。
  たくさんのフクシマ放射能被災者の方々が「梅ドみ」「解毒」を求めておられます。国や県、行政の支援は望めません。待っているわけにはいかないのです。ただちに「解毒」を! 遅れれば遅れるだけ危険が増します。
  どうか、全国の非被災地のみなさんの力で、より多くのフクシマの人々に、「梅ドみ」に代表される「ヒロシマの知恵」を届けてあげてください。そして、ご自分でも、「梅ドみ」を入り口にして、「健康」を求める生活を始めてください。

 いま、私たちは何をすべきか。 
 大筋だけをズバリと言わせていただく。
 まず、初期の医療空白の時代には、呆然と待っていたりせずに、ヒロシマ、ナガサキ、チェルノブイリで効果があったと伝えられる療法を可能な限り試みることである。
 次に、政治方面の努力を急いでもらって、一日も早く「全科無料定期検診制度」と「全科無料治療制度」を確立すること、そしてそれを守り抜くことである。そのとき、初めて、現代医学は力を発揮するのである。
 (「ジュノーさんのように」第116号より)

NO.166 沼田鈴子さんとジトーミルの3医師(1992年7月5日)~その1~  ~チェルノブイリの現場の医師、ヒロシマの被爆者と出会う③~

NO.166
沼田鈴子さんとジトーミルの3医師(1992年7月5日)~その1~
~チェルノブイリの現場の医師、ヒロシマの被爆者と出会う③~

(而立書房刊『ジュノーさんのように』第2巻「チェルノブイリからきた医師と子どもたち」p.179~181より) 

 夜7:00からの沼田鈴子さんとの交流は、ABKの中田さんの紹介で日本山妙法寺でもたれた。(略)
 沼田さんの妹さんもヒバクされているが、実は妹さんは、足が立たなくなってどうすることもできなくなった時、十河先生の鍼治療を受けられ、いつの間にか足が立つようになり、体の状態もよくなっていかれたとのこと。現在6軒の病院に通われてるが十河先生のところへも週1回通われてるそうだ。
 沼田さんご自身は、1979年勤めていた学校をやめられた時には、チョークを持ってもポロッと落としてしまうほど手がしびれ、市民病院で手術をすすめられた。そのとき妹さんのすすめで、十河先生のところに行き、貼薬をしてもらってだんだんしびれがとれていった。しかし、またしびれ始めた。十河先生は、「手術は必要ないがなー」と言われたが、結局手術はした。
 沼田さんは、「放射線をうけると、いつ何が出るか分かりませんでしょう。それが心配なんです。だからそういうことがないように、ずーっと治療、つまり予防をしておく必要があるんです。十河先生のところは、今日行ったからよくなるというものではない、気長に体を全体的に治すところです」と言われ、「手術をした場合には、その後の再発を防ぐための予防として行くんです」と言われた。
 ジトーミルのお医者さん方が到着されてから、沼田さんはヒバク体験を一生懸命話された。
 4回にわたる足の切断手術。「足が痛くて痛くて義足をつけても歩けないような状態でした。手術をしてとうとう義足がつけられない状態になりました。松葉杖の生活が始まったわけです。」
 生理がとまったかと思ったら次は大出血。「感覚はなんにもなかった。私についていた母がちょうどその時、そばを離れていた。そして私のところに帰ってきた時、すごい血の海なんでびっくりしたわけなんです。それから生理が1年半くらいとまりました。それから50歳まで毎月、生理の時には狂う状態が続きました。そのために毎月3日間、入院して動くこともできないような状態でした」。子宮ガン寸前で、子宮も卵巣も摘出。
 そしてまた、3つの持病。変形性頸椎症、変形性腰椎症、右膝変質症。「ずっと治療をうけています。この間検査をうけたんですが、手術が必要だと言われたらと思うと怖くて、まだ結果を聞きに行けてません。」
 (略)
 沼田さんは、語り尽くせないはずのヒバク体験のお話を短く終えられ、「チェルノブイリは、ヒロシマのはるか5倍とも6倍ともいわれるくらいの放射能の影響があるということ。子どもたちに未来があるのかどうか心配しています。ちょうど事故があった時、テレビ、新聞で見て、“ああ私たちと同じヒバクシャになられる”ということを一番に思いました。髪の毛が抜けた子の写真を見ましたが、私も妹も髪の毛が抜け、死んでいく人も抜けていました。だから髪の毛が抜けることに一番に不安を感じます。……ヒバクした者には放射能への不安は常にあります。今はなんともなくても明日は……という不安です。だから、私たちはチェルノブイリのことは自分たちに重ねて心配しています」と話された。そして質問を受けられました。(略)
(つづく)
 

梅ドみ 3/28~8/10(水)
 福島市のNPO法人シャロームと連携して、フクシマの被災者の方々にお届けしています。
 ≪ここに挙げるのは、購入分のみです。多くの方々が、自家製味噌、自家製梅干し(多量集まりました)、乾燥ドクダミ、無農薬玄米などを現物で提供してくださいました(現在も継続中)。特に乾燥ドクダミは、刈って、きれいに洗って、充分に陰干しをして、適度な大きさに切って、ビニール袋に小分けして詰めるのですが、ここまで結構、時間も労力もかかります。頭の下がる思いのすることもあります。また、購入分につきましては、府中味噌組合3社、ひろしま全農、マルシマ食品等、広島県内の製造・販売元の方々が、利益抜きの奉仕価格で特別に提供してくださっています。≫

残高 -356,551円   収入(梅ドみ募金)2,616,566円   支出(購入分)2,973,117円   
(内訳)味噌 3,300kg 954,200円; 梅干・醤油 640,693円; 十穀・黒米 32,991円; 無農薬(無化学肥料)玄米 60kg 25,800円; 無農薬(化学肥料半減)玄米 120kg 45,200円; ドクダミ(茶)、青のり、黒ごま、自然塩(天日塩)、ウーロン茶、ほうじ茶、かき葉、はぶ茶、ワカメ、昆布、ニンジンなど 763,087円; 漢方入浴剤・貼薬材料117,117円;濾紙、ペットボトル27,275円;段ボール、フリーザーバッグ、粘着テープ、はかり、やかん、容器、アルコール、ハサミ、ピンセット、コットン、レーザープリンターラベル、ペットボトルなど 94,084円;運送費 272,670円(92回分)

(8/10・水)第92便(段ボール4箱)
内訳:①味噌20㎏、100%ドクダミ茶1箱、徳用ドクダミ茶7袋、カットわかめ(大)1袋、(小)1袋、すりごま(黒)3袋、青のり(粉)6袋、黒米8包 
   ②味噌20kg、徳用ドクダミ茶4袋、徳用ウーロン茶6袋、カットわかめ(大)1袋、青のり(瓶)6本
   ③味噌20kg、徳用ドクダミ茶4袋、徳用ウーロン茶6袋、カットわかめ(大)2袋、青のり(瓶)3本
   ④味噌20kg、徳用ドクダミ茶4袋、徳用ウーロン茶6袋、青のり(瓶)9本、青のり(粉)8袋

大原みちるさん、白水路子さん、ありがとうございました。

  みなさん、ジュノーの会・「梅ドみ募金」に力を貸してください。「梅ドみ」とは「梅干し・ドクダミ茶・味噌」のことです。ヒロシマ、ナガサキを生き抜いた人びとの代表的な養生法を紹介しています。
  毎日1個の梅干し(昔ながらの、天日塩とシソだけの)、毎日1杯のドクダミ茶(ウーロン茶とのブレンドで2~3杯)、毎日1杯の(昆布ダシ、ワカメの)味噌汁――これが基本ラインの目安です。これを毎日続けること。(ドクダミ茶については、①飲みすぎに注意してください。おいしいと感じることが目安です。②妊娠中、授乳中の方は医師か薬剤師にご相談ください。)
  砂糖は摂らないようにしてください。黒ゴマ、自然塩(天日塩)、柿の葉、ニンジン、ハブソウ、ほうじ茶(緑茶は避けたほうがいいのです)などを摂るとよいのです。プレーン・ヨーグルトにも排毒の作用があります。あと、免疫力を高める強力な作用のあるのが「青のり」。青のりを天日塩でうすい塩味にして、ふりかけのようにして食してください。 
 ヒロシマ被爆時には、人びとは藁をもつかむようにして、ある人はドクダミを飲み、ある人はナスの味噌漬けを食べ、ある人はカワラヨモギを食べました。今はいろんな食品で排毒する知恵が見つかっていますので、一つ一つの食品については、過度に食する必要はありません。ドクダミ茶や昆布などは、摂りすぎに注意したほうがよいくらいです。
  たくさんのフクシマ放射能被災者の方々が「梅ドみ」「解毒」を求めておられます。国や県、行政の支援は望めません。待っているわけにはいかないのです。ただちに「解毒」を! 遅れれば遅れるだけ危険が増します。
  どうか、全国の非被災地のみなさんの力で、より多くのフクシマの人々に、「梅ドみ」に代表される「ヒロシマの知恵」を届けてあげてください。そして、ご自分でも、「梅ドみ」を入り口にして、「健康」を求める生活を始めてください。

 いま、私たちは何をすべきか。 
 大筋だけをズバリと言わせていただく。
 まず、初期の医療空白の時代には、呆然と待っていたりせずに、ヒロシマ、ナガサキ、チェルノブイリで効果があったと伝えられる療法を可能な限り試みることである。
 次に、政治方面の努力を急いでもらって、一日も早く「全科無料定期検診制度」と「全科無料治療制度」を確立すること、そしてそれを守り抜くことである。そのとき、初めて、現代医学は力を発揮するのである。
 (「ジュノーさんのように」第116号より)

NO.165 森本範雄さんとジトーミルの3医師(1992年7月5日)~その2~ ~チェルノブイリの現場の医師、ヒロシマの被爆者と出会う②~

NO.165
森本範雄さんとジトーミルの3医師(1992年7月5日)~その2~
~チェルノブイリの現場の医師、ヒロシマの被爆者と出会う②~


(而立書房刊『ジュノーさんのように』第2巻「チェルノブイリからきた医師と子どもたち」p.174~177より) 

(略)
 爆心地にあたる島外科、原爆ドーム、相生橋をまわって、公園内で休めるところをさがしている時、どなたかが、「森本さんは先生ですか」「本当はなりたかったんです。……でもヒバクしたからなれなかった」。少しうつむき加減に答えられた森本さんに、サーシャ先生が「森本さんは一番いい先生になりました。」と言われた。ぐっとくる瞬間だった。
 この後、ベンチに腰かけて、森本さんのヒバク体験を聞いた。森本さんは「とても全部お話できないと思いますが、できるだけ詳しくお話したいと思います。」と前置きされ、話し始められた。

 「当時私は、学徒動員で軍需工場へ働きに出ていたが、どうしてももう少し勉強を続けたかった。そこで見つけたのが小学校の代用教員でした。
 その小学校へ勤めてしばらく後に肋間神経痛にかかったため、学校を10日間休みなさいという診断書がもらえた。しかし、一週間くらいでよくなった。
 その一週間目の朝、家を出る時考えた。“もう一度病院へ行こうか、学校へ出ようか”――学校と病院は反対方向。停留所に一台電車が入ってきたとき、無意識のうちに乗った電車は病院の方向へ行くものだった。――学校は爆心地となる場所から6キロ。病院は約1100メートル。
 病院の前の停留所を降りたときに昔の同級生に久しぶりに会ったので、いろんなことを話しながら道を歩いた。爆心地となる方向へ向かって。約100メートルくらい歩いたところで向き合って話し始めた。
 そのとき8時15分になり、爆発に出会った。
 いいお天気だった。その明るい太陽よりもまだ明るい、ものすごい鋭い光が真正面から目に飛び込んできた。すぐに、訓練していたように地面に伏せて目を隠し、耳に蓋をしようとした。けれど、蓋をする前に大きな爆発音が飛び込んできた。ただの大きい音ではない。聞いただけで命の縮まる思いのする恐ろしい音。……早く伏せようとして前かがみになった。そこへやってきたのが爆風。それは、私の身体をどこかへ持って行き、地面に落とした。……そして私はそれっきり失神してしまっていた。
 気がついた時には、さっきまであれだけ明るかった周りに光がなんにもなくなっていた。爆発の時にできたきのこ雲、あの雲のいちばーん底に私はいた。きのこ雲の密度の濃さのため太陽の光がさしてこなかったわけです。そして音がない。静かなんです。しーんとしている。しかし、本当に音がないはずはない。いろんなものが倒れたり崩れたりしているんだから。先ほどの爆発音で私の耳がへんになって、一時的に聞こえなくなっていたんです。だから、光のない、音のない世界で独りぼっちでぽつーんと座っていたわけです。どんなことが起きたのか、さっぱり理解できませんでした。
 だんだん見えるようになってきた時には、男も女も丸裸。丸裸のくせになにやらぶら下げてる。よく見ると、身体じゅうの皮膚だった。みんな申しあわせたように手を前につきだして、首をたらーっと下げている。これは、ちぎれた皮膚が、動くたびにぶらぶらゆすぶられて痛いため。また皮膚がちぎれて出血しているので、せめて腕だけでも心臓から高い位置にしようとする本能的な姿勢なんだそうです。けれど、私はその時そんなことは知らないから、“この連中はきっと幽霊に違いない”と思った。そして、ここは地獄だろうかと変な錯覚に陥った。
 自分も周りの人たちのようなのだろうかと思って自分の格好をながめた。不思議なことに私にはちゃんと、焼け焦げてはいたが服はあった。手は血の気がなく、身と皮と剥がされて親指と人差し指の間に粘土のように皮が固まっていた。右の耳の下には小さなこぶのようなものがぶら下がっていた。その時はなぜそういうことになったのかわからなかった。ただ怖かった。……後になって、あることに気がついた。爆発の瞬間に私と原子爆弾との間に、立ち話していた友だちが……。友だちがぴったり私の上をカバ-してくれ、それで皮膚は、いったん剥がれはしたものの引きちぎられず残っていたのだ。そのかわり、友だちはその場所で死んでころがっていた。……友だちのカゲのおかげで、私は最初の命拾いをしたのです。
 そのうちに、目のところの焼けた皮膚がくずれ始めた。向こうが見えない。もうこれでおしまいかと思ったが、こんなところで死にたくないと思ってめくらめっぽう逃げた。そして、軍のトラックが助けにきてくれて、焼け焦げて真っ黒になった丸太ん棒みたいな人たちと一緒に運ばれた。軍につくと、品物を分けるように人々を2つのグループにわけ、名前、年令、住所を聞いて、荷札に書いてぶら下げていった。
 しかし、いくら待っても待っても誰も助けにきてくれない。(略)
私はそのままそこで、なんの治療もうけられないまま朝を迎えた。私の周りにいた人たちは朝までの間にほとんど死んでしまっていた。やっと治療の順番がまわってきた時には、その部隊には薬らしい薬はほとんど残っていなかった。崩れてしまった皮膚、出てきた血、飛んできたゴミをやかんの水でザブザブ洗い流すだけだった。ガーゼの1枚、包帯の1本もない。汚いものを洗い流した水が全部私の焼け残った服の上を通っていく。着替えもさせてもらえない。そういう不潔な状態だったので、すぐにうじ虫がわいてきた。頭の中からポロポロ。手にぴたっと食い付いている。鼻の中、口の中に勝手に入り込んでくる。もう汚いという感覚はない。口の中のは、舌でまるめて吐き出したが、耳の中のは自分ではどうすることもできない。うじ虫の音が聞こえる。行列をつくって頭の中まで入りこんできたらと想うと怖くなって、わめきちらしてしまった。そしたら、一人の兵隊さんがぶつぶつ言いながらもマッチ棒で根気よく長い時間をかけてとってくださった。また生きのびることができると思い、その口の悪い兵隊さんに大変感謝しました。
 ケガをしたたくさんの人の中で、私のすぐ隣に5人連れの家族がいた。私と同じくらいの年だろう、17、18の娘さんが、家族の中で彼女だけケガがなかったため、一人で家族4人の看病をしていた。おまけに独りぼっちで寝っころがっていた私の看病もしてくださった。私の身の回りのこと、汚いこと、全部いやな顔ひとつせずしてくださった。ありがたかった。ところが、どこにもケガがなかったその娘さんが、ある日突然、髪の毛が抜け、苦しみながら亡くなった。娘さんの“もうおしまい。助からない……”という独り言を聞いたとき、とてもつらかった。私には何もしてあげることができなかった。(以下、略)


梅ドみ 3/28~8/08(月)
 福島市のNPO法人シャロームと連携して、フクシマの被災者の方々にお届けしています。
 ≪ここに挙げるのは、購入分のみです。多くの方々が、自家製味噌、自家製梅干し(多量集まりました)、乾燥ドクダミ、無農薬玄米などを現物で提供してくださいました(現在も継続中)。特に乾燥ドクダミは、刈って、きれいに洗って、充分に陰干しをして、適度な大きさに切って、ビニール袋に小分けして詰めるのですが、ここまで結構、時間も労力もかかります。頭の下がる思いのすることもあります。また、購入分につきましては、府中味噌組合3社、ひろしま全農、マルシマ食品等、広島県内の製造・販売元の方々が、利益抜きの奉仕価格で特別に提供してくださっています。≫

残高 -282,596円   収入(梅ドみ募金)2,611,066円   支出(購入分)2,893,662円   
(内訳)味噌 3,240kg 938,000円; 梅干・醤油 602,364円; 十穀・黒米 32,991円; 無農薬(無化学肥料)玄米 60kg 25,800円; 無農薬(化学肥料半減)玄米 120kg 45,200円; ドクダミ(茶)、青のり、黒ごま、自然塩(天日塩)、ウーロン茶、ほうじ茶、かき葉、はぶ茶、ワカメ、昆布、ニンジンなど 746,886円; 漢方入浴剤・貼薬材料117,117円;濾紙、ペットボトル27,275円;段ボール、フリーザーバッグ、粘着テープ、はかり、やかん、容器、アルコール、ハサミ、ピンセット、コットン、ペットボトルなど 89,359円;運送費 268,670円(91回分)

(8/08・月)朝・第90便(段ボール3箱・うちクール1)
内訳:①味噌20㎏、100%ドクダミ茶8箱、カットわかめ(小)6袋
     ②梅干し2ケース、100%ドクダミ茶9箱、徳用ウーロン茶2袋、カットわかめ(大)1袋、(小)1袋                    ③(クール)ジュノーの会入浴剤(非売品)51本、カットわかめ(小)1袋、青のり粉2袋
(8/08・月)夕・第91便(段ボール2箱)
内訳:①味噌20kg、100%ドクダミ茶4箱、徳用ウーロン茶4袋、黒米6パック、すりごま4袋
    ②味噌20kg、100%ドクダミ茶4箱、徳用ウーロン茶4袋、青のり粉4袋、すりごま3袋

  みなさん、ジュノーの会・「梅ドみ募金」に力を貸してください。「梅ドみ」とは「梅干し・ドクダミ茶・味噌」のことです。ヒロシマ、ナガサキを生き抜いた人びとの代表的な養生法を紹介しています。
  毎日1個の梅干し(昔ながらの、天日塩とシソだけの)、毎日1杯のドクダミ茶(ウーロン茶とのブレンドで2~3杯)、毎日1杯の(昆布ダシ、ワカメの)味噌汁――これが基本ラインの目安です。これを毎日続けること。(ドクダミ茶については、①飲みすぎに注意してください。おいしいと感じることが目安です。②妊娠中、授乳中の方は医師か薬剤師にご相談ください。)
  砂糖は摂らないようにしてください。黒ゴマ、自然塩(天日塩)、柿の葉、ニンジン、ハブソウ、ほうじ茶(緑茶は避けたほうがいいのです)などを摂るとよいのです。プレーン・ヨーグルトにも排毒の作用があります。あと、免疫力を高める強力な作用のあるのが「青のり」。青のりを天日塩でうすい塩味にして、ふりかけのようにして食してください。 
 ヒロシマ被爆時には、人びとは藁をもつかむようにして、ある人はドクダミを飲み、ある人はナスの味噌漬けを食べ、ある人はカワラヨモギを食べました。今はいろんな食品で排毒する知恵が見つかっていますので、一つ一つの食品については、過度に食する必要はありません。ドクダミ茶や昆布などは、摂りすぎに注意したほうがよいくらいです。
  たくさんのフクシマ放射能被災者の方々が「梅ドみ」「解毒」を求めておられます。国や県、行政の支援は望めません。待っているわけにはいかないのです。ただちに「解毒」を! 遅れれば遅れるだけ危険が増します。
  どうか、全国の非被災地のみなさんの力で、より多くのフクシマの人々に、「梅ドみ」に代表される「ヒロシマの知恵」を届けてあげてください。そして、ご自分でも、「梅ドみ」を入り口にして、「健康」を求める生活を始めてください。

 いま、私たちは何をすべきか。 
 大筋だけをズバリと言わせていただく。
 まず、初期の医療空白の時代には、呆然と待っていたりせずに、ヒロシマ、ナガサキ、チェルノブイリで効果があったと伝えられる療法を可能な限り試みることである。
 次に、政治方面の努力を急いでもらって、一日も早く「全科無料定期検診制度」と「全科無料治療制度」を確立すること、そしてそれを守り抜くことである。そのとき、初めて、現代医学は力を発揮するのである。
 (「ジュノーさんのように」第116号より)

NO.164 森本範雄さんとジトーミルの3医師(1992年7月5日)~その1~  ~チェルノブイリの現場の医師、ヒロシマの被爆者と出会う①~

NO.164
森本範雄さんとジトーミルの3医師(1992年7月5日)~その1~
~チェルノブイリの現場の医師、ヒロシマの被爆者と出会う①~

(而立書房刊『ジュノーさんのように』第2巻「チェルノブイリからきた医師と子どもたち」p.172~174より) 
 
 ジトーミルの3人のお医者さんがヒロシマ入りされて3日目、7月5日(1992年)。ヒロシマのヒバクシャの語り部、森本範雄さん、沼田鈴子さんとの交流がもたれました。
 同席させていただいた私たちも大きな感動を得たのですが、後日インタビューを試みられたNHK国際局の小林さんの話では、ジトーミルからの3先生にとっても、この出会いは大きな意味を持った模様で、深いところで受けとめて下さっていたそうです。
 (略)
 午後2時30分。雨上がりの空の下、森本さんが案内してくださることになっている平和公園には、あちこちに修学旅行生の姿が。3人のお医者さん、通訳のスベトラーナさん、救援・中部の河田さん、阪南中央病院の振津先生、ターニャさんとそのご両親、そして事務局の4名、総勢13名は、つい先ほど小学生への語り聞かせを終えられたばかりの森本さんを、国際会議場ロビーで迎えた。ヒバク後47年間生き抜いてこられた方と、今現在たくさんのヒバクシャを抱えて奮闘しておられるお医者さんたちとの対面。それぞれの顔に静かな笑みが浮かんでいた。
 森本さんの手には、ショルダーバッグと手提袋。手提袋の中には新聞紙がたくさん詰め込んである。振津先生が「持ちましょう」と言われると、「大丈夫。これは私のいつもの荷物です。子どもたちが座って話を聞いてくれる時に敷いてもらうんです。」と。
 まず、サダコさんの像に。サダコさんのことはウクライナでもよく知られているようだ。「この像を生きる支えとされた多くのヒバクシャの方がおられた」という話に、3人のお医者さん、ターニャさんのご両親は、視線を落としたまま、じっと聞き入っておられた。
 次は、ヒバクした地面がそのまま残っているところへ。破壊された家々の上に土を盛って造られたのが現在の公園。だから30~50㎝掘り下げたら、まだ当時のいろんなものが出てくる。工事をするとき埋め立てなかった一ヵ所、そこへ案内されたのだ。もとお寺の一角。何十キロもあるだろう丸い石があちこちに飛ばされたままになっている。爆心地から離れていたら同じ方向に飛ばされてたはずだということ。――破壊の凄まじさを思わされた。
 次は、供養塔。ヒバクシャの方々、約7万人(そのうちお名前のわかっている方は約900人)のお骨が納められてあるお墓だ。ヒバク直後亡くなった人を焼いた骨は、あちこちに建てられた掘っ建て小屋に置かれていたが、10年後に、市がそれらを集めてそのお墓に納骨した。直径10メートルほどの円形状のお墓。平和公園の中に60数個モニュメントがあるうち、遺骨が納められているのはここだけだそうだ。思わず合掌する。
(つづく) 

梅ドみ 3/28~8/05(金)
 福島市のNPO法人シャロームと連携して、フクシマの被災者の方々にお届けしています。
 ≪ここに挙げるのは、購入分のみです。多くの方々が、自家製味噌、自家製梅干し(多量集まりました)、乾燥ドクダミ、無農薬玄米などを現物で提供してくださいました(現在も継続中)。特に乾燥ドクダミは、刈って、きれいに洗って、充分に陰干しをして、適度な大きさに切って、ビニール袋に小分けして詰めるのですが、ここまで結構、時間も労力もかかります。頭の下がる思いのすることもあります。また、購入分につきましては、府中味噌組合3社、ひろしま全農、マルシマ食品等、広島県内の製造・販売元の方々が、利益抜きの奉仕価格で特別に提供してくださっています。≫

残高 -204,602円   収入(梅ドみ募金)2,608,066円   支出(購入分)2,812,668円   
(内訳)味噌 3,180kg 921,800円; 梅干・醤油 602,364円; 十穀 32,991円; 無農薬(無化学肥料)玄米 60kg 25,800円; 無農薬(化学肥料半減)玄米 120kg 45,200円; ドクダミ(茶)、青のり、黒ごま、自然塩(天日塩)、ウーロン茶、ほうじ茶、かき葉、はぶ茶、ワカメ、昆布、ニンジンなど 733,281円; 漢方入浴剤・貼薬材料 83,937円;濾紙、ペットボトル16,124円;段ボール、フリーザーバッグ、粘着テープ、はかり、やかん、容器、アルコール、ハサミ、ピンセット、コットン、ペットボトルなど 87,821円;運送費 263,350円(89回分)

(8/05・金)第89便(段ボール4箱)
内訳:①マルシマ梅干し2ケース、100%ドクダミ茶8箱、カットわかめ(大)2袋、(小)4袋、早煮昆布3袋
   ②味噌20㎏、100%ドクダミ茶8箱、早煮昆布8袋、カットわかめ(小)3袋、青のり粉1袋
   ③味噌20kg、100%ドクダミ茶4箱、徳用ウーロン茶4袋、カットわかめ(大)2袋、すりごま5袋 
   ④梅干し2ケース、100%ドクダミ茶8箱、徳用ウーロン茶4袋、すりごま5袋


  みなさん、ジュノーの会・「梅ドみ募金」に力を貸してください。「梅ドみ」とは「梅干し・ドクダミ茶・味噌」のことです。ヒロシマ、ナガサキを生き抜いた人びとの代表的な養生法を紹介しています。
  毎日1個の梅干し(昔ながらの、天日塩とシソだけの)、毎日1杯のドクダミ茶(ウーロン茶とのブレンドで2~3杯)、毎日1杯の(昆布ダシ、ワカメの)味噌汁――これが基本ラインの目安です。これを毎日続けること。(ドクダミ茶については、①飲みすぎに注意してください。おいしいと感じることが目安です。②妊娠中、授乳中の方は医師か薬剤師にご相談ください。)
  砂糖は摂らないようにしてください。黒ゴマ、自然塩(天日塩)、柿の葉、ニンジン、ハブソウ、ほうじ茶(緑茶は避けたほうがいいのです)などを摂るとよいのです。プレーン・ヨーグルトにも排毒の作用があります。あと、免疫力を高める強力な作用のあるのが「青のり」。青のりを天日塩でうすい塩味にして、ふりかけのようにして食してください。 
 ヒロシマ被爆時には、人びとは藁をもつかむようにして、ある人はドクダミを飲み、ある人はナスの味噌漬けを食べ、ある人はカワラヨモギを食べました。今はいろんな食品で排毒する知恵が見つかっていますので、一つ一つの食品については、過度に食する必要はありません。ドクダミ茶や昆布などは、摂りすぎに注意したほうがよいくらいです。
  たくさんのフクシマ放射能被災者の方々が「梅ドみ」「解毒」を求めておられます。国や県、行政の支援は望めません。待っているわけにはいかないのです。ただちに「解毒」を! 遅れれば遅れるだけ危険が増します。
  どうか、全国の非被災地のみなさんの力で、より多くのフクシマの人々に、「梅ドみ」に代表される「ヒロシマの知恵」を届けてあげてください。そして、ご自分でも、「梅ドみ」を入り口にして、「健康」を求める生活を始めてください。

 いま、私たちは何をすべきか。 
 大筋だけをズバリと言わせていただく。
 まず、初期の医療空白の時代には、呆然と待っていたりせずに、ヒロシマ、ナガサキ、チェルノブイリで効果があったと伝えられる療法を可能な限り試みることである。
 次に、政治方面の努力を急いでもらって、一日も早く「全科無料定期検診制度」と「全科無料治療制度」を確立すること、そしてそれを守り抜くことである。そのとき、初めて、現代医学は力を発揮するのである。
 (「ジュノーさんのように」第116号より)

NO.163 「被爆者健康手帳」誕生のころ③ ~『健康手帳』創始者・広島市段原地区の中山広実医師の話 その3~

NO.163
「被爆者健康手帳」誕生のころ ③
~『健康手帳』創始者・広島市段原地区の中山広実医師の話 その3~
(而立書房刊『ジュノーさんのように』第3巻「原子力発電所の爆発事故から6年目のチェルノブイリの子どもたち」p.136~138より)

 実は、このように初期に活躍された先生方は、『土曜会』という研究会をもち、月に1回、14、5人集まって話し合いをされていた。
 もともとこの会は、専門領域を異にするお医者さん方が領域疾患について勉強したいと考え、昭和23年に始められた会である。その中で自然に、原爆医療が共通のテーマになっていったそうだ。
 『土曜会』のメンバーには、原田東岷先生もいらっしゃって、この時期(昭和23年頃から)、ちょうど植皮で活躍されていた。(アンチプキン先生は前日、原田先生とも会われている。)
 そしてまさにこの『土曜会』の先生方が、後の『原対協』を作られることになるのである。
 昭和27年、原田先生は、「原爆乙女」といわれた少女たちが東京で治療を受けるというニュースを聞いて、「なんで広島の患者を東京まで連れて行かんといかんのか。広島にも外科の医者はおるではないか」と憤激され、広島外科会に呼び掛け、全額医師の負担においてでも治療を開始しようとされた。このことを聞いた市が医師会の協力をえて被爆者治療を実施することにし、昭和28年1月13日、被爆者の治療にあたる組織として広島市原爆障害者治療対策協議会(原対協)が設立されたのだった。
 そうした中で、昭和28年、中山先生、於保先生は公立病院に部屋を借り、合同診察会を開いた。「外科(原田先生)がやるんだから内科もやろうじゃないかというので、於保先生と私がまぁ中心になって内科の検診を一緒に始めたわけです。……そして、やるいうても何もなしじゃぁできないからというので各病院に頼んでまわったわけですよ、市民病院とか県病院とそれから日赤とかにね。各病院の院長に。とにかく検査、何人くるか分からんけど、きたら血液の検査をやってくれと。それをとにかく無料でと。金がないわけですからね。……それで各病院ともそれなら協力しようというのでみんなで協力してくれて……そうして1年か、2年くらいしてからだったですかね、槙殿先生と話をして、ついでにそれじゃぁ間接撮影もやってもらおうじゃないかということで、初めは私がフィルムを買って持っていってそれで機械だけ貸してくれーいうので、さぁ2、3ヵ月やったかな。それでしまいには向こうがフィルムをだしてくれて……ちょっとやりさえすれば病院あたりでもそうやって協力してくれてね。誰かがやらなきゃどうにもならん、結局」。
 ところが初めは、こうした努力にもかかわらず、原対協にも予算的な裏付けがまったくなく、検査だけで治療ができないという状態だった。この状態をなんとかしようといろんな努力がなされた。その1つ。松坂義正先生の働きによって、昭和33年、原対協はお年玉年賀葉書の寄付金を受けることができ、その資金で原爆センターが建設されることになる。もう1つ、厚生省に働きかけるという動きもあった。その結果、昭和32年原爆医療法ができ、政府からもお金がでるようになった。
 こうして被爆者医療は個人の手から、組織へと広がっていった。その中で中山先生の『健康手帳』は、原爆医療法によって給付された『被爆者健康手帳』、いわゆる原爆手帳をそっくり先取りしたものだったのだ!――放射能についてよくわからない状態の中で作られた中山先生の『健康手帳』はその後、原対協に受けつがれ、以後ずっと被爆者の健康を見守り続けている。
 こうした広島の歩みの話の後、広島とチェルノブイリの違い、そしてチェルノブイリはこれからどうしていったらいいかという話になった。
 「(広島の場合は)ソ連の場合とね、栄養状態がもう全然違いますからね。だからそれだけでもずいぶん違うんじゃないかと。それともう一つは、チェルノブイリの場合は直接被爆してないでしょ。……ボーンと爆発したときにその周囲におって被曝した人はまた別ですけどね、そうでない、離れたところで被曝しとる人は風が来て被曝したか、あるいはそれでなしに土壌へ含まれとるそれ(放射能)を知らずにずーっとそこへおってじわじわとこう被曝していって……だから学術的に調べてみないとなんともいえないと思うんですけど、やっぱり影響がかなり違うんじゃないかと思うんですけどね。」
 これに、アンチプキン先生は、答えられた。「チェルノブイリの場合は非常に少量照射でそして内部被曝をこれからもずっとうけていく(のです)」

梅ドみ 3/28~8/04(木)
 福島市のNPO法人シャロームと連携して、フクシマの被災者の方々にお届けしています。
 ≪ここに挙げるのは、購入分のみです。多くの方々が、自家製味噌、自家製梅干し(多量集まりました)、乾燥ドクダミ、無農薬玄米などを現物で提供してくださいました(現在も継続中)。特に乾燥ドクダミは、刈って、きれいに洗って、充分に陰干しをして、適度な大きさに切って、ビニール袋に小分けして詰めるのですが、ここまで結構、時間も労力もかかります。頭の下がる思いのすることもあります。また、購入分につきましては、府中味噌組合3社、ひろしま全農、マルシマ食品等、広島県内の製造・販売元の方々が、利益抜きの奉仕価格で特別に提供してくださっています。≫

残高 -161,054円   収入(梅ドみ募金)2,607,566円   支出(購入分)2,768,620円   
(内訳)味噌 3,120kg 905,600円; 梅干・醤油 602,364円; 十穀 32,991円; 無農薬(無化学肥料)玄米 60kg 25,800円; 無農薬(化学肥料半減)玄米 120kg 45,200円; ドクダミ(茶)、青のり、黒ごま、自然塩(天日塩)、ウーロン茶、ほうじ茶、かき葉、はぶ茶、ワカメ、昆布、ニンジンなど 709,433円; 漢方入浴剤・貼薬材料 83,937円;濾紙、ペットボトル16,124円;段ボール、フリーザーバッグ、粘着テープ、はかり、やかん、容器、アルコール、ハサミ、ピンセット、コットン、ペットボトルなど 87,821円;運送費 259,350円(88回分)

(8/04・木)第88便(段ボール3箱)
内訳:①味噌20kg、100%ドクダミ茶2箱、徳用ドクダミ茶3袋、徳用ウーロン茶4袋、カットわかめ小1袋
   ②味噌20㎏、100%ドクダミ茶4箱、徳用ドクダミ茶4袋、徳用ウーロン茶4袋、青のり粉5袋 
   ③味噌20kg、100%ドクダミ茶4箱、徳用ドクダミ茶5袋、徳用ウーロン茶1袋、オリヒロ・ウーロン茶1袋、カットわかめ小1袋、すりごま1袋、青のり粉5袋

山本美紀子さん、ありがとうございました。

  みなさん、ジュノーの会・「梅ドみ募金」に力を貸してください。「梅ドみ」とは「梅干し・ドクダミ茶・味噌」のことです。ヒロシマ、ナガサキを生き抜いた人びとの代表的な養生法を紹介しています。
  毎日1個の梅干し(昔ながらの、天日塩とシソだけの)、毎日1杯のドクダミ茶(ウーロン茶とのブレンドで2~3杯)、毎日1杯の(昆布ダシ、ワカメの)味噌汁――これが基本ラインの目安です。これを毎日続けること。(ドクダミ茶については、①飲みすぎに注意してください。おいしいと感じることが目安です。②妊娠中、授乳中の方は医師か薬剤師にご相談ください。)
  砂糖は摂らないようにしてください。黒ゴマ、自然塩(天日塩)、柿の葉、ニンジン、ハブソウ、ほうじ茶(緑茶は避けたほうがいいのです)などを摂るとよいのです。プレーン・ヨーグルトにも排毒の作用があります。あと、免疫力を高める強力な作用のあるのが「青のり」。青のりを天日塩でうすい塩味にして、ふりかけのようにして食してください。 
 ヒロシマ被爆時には、人びとは藁をもつかむようにして、ある人はドクダミを飲み、ある人はナスの味噌漬けを食べ、ある人はカワラヨモギを食べました。今はいろんな食品で排毒する知恵が見つかっていますので、一つ一つの食品については、過度に食する必要はありません。ドクダミ茶や昆布などは、摂りすぎに注意したほうがよいくらいです。
  たくさんのフクシマ放射能被災者の方々が「梅ドみ」「解毒」を求めておられます。国や県、行政の支援は望めません。待っているわけにはいかないのです。ただちに「解毒」を! 遅れれば遅れるだけ危険が増します。
  どうか、全国の非被災地のみなさんの力で、より多くのフクシマの人々に、「梅ドみ」に代表される「ヒロシマの知恵」を届けてあげてください。そして、ご自分でも、「梅ドみ」を入り口にして、「健康」を求める生活を始めてください。

 いま、私たちは何をすべきか。 
 大筋だけをズバリと言わせていただく。
 まず、初期の医療空白の時代には、呆然と待っていたりせずに、ヒロシマ、ナガサキ、チェルノブイリで効果があったと伝えられる療法を可能な限り試みることである。
 次に、政治方面の努力を急いでもらって、一日も早く「全科無料定期検診制度」と「全科無料治療制度」を確立すること、そしてそれを守り抜くことである。そのとき、初めて、現代医学は力を発揮するのである。
 (「ジュノーさんのように」第116号より)

NO.162 「被爆者健康手帳」誕生のころ ②~『健康手帳』創始者・広島市段原地区の中山広実医師の話 その2~

NO.162
「被爆者健康手帳」誕生のころ ②
~『健康手帳』創始者・広島市段原地区の中山広実医師の話 その2~
(而立書房刊『ジュノーさんのように』第3巻「原子力発電所の爆発事故から6年目のチェルノブイリの子どもたち」p.135~136より)

 「あんまりね、評判よくないですよ。(笑) いうのはですね、自分はもう被爆しとるからどっか悪いに決まっていると思いこんでいるんですよね。だから、健康診断に行って悪いところがみつかったら困ると。だからむしろ、悪いところがあっても知らずにすごしとったほうがいいという、精神的にね。もう一つ、悪いところがあったら困るというのが、保険がないから治療するのに困るわけですよね、経済的に。まぁそういう人が多かったわけですね。……だからいろんなことがあってですね、なかなか健康診断を受けにこないですよ。」
(山内さん)「健康診断は年に一回ですか」 
(中山先生)「私はもうこれ持ってきた人はいつでもええ、年に1回でも2回でもね、だけどただきてくれればいいんだけど、きてくれないのが困る。だから、健康診断を受けて早くみつけて早く治療しなきゃいかんのだというパンフレットを2回配りました。」――健康手帳作成は、原爆の影響による病気の調査(被爆者の不安解消のため)という意味のほかに、いつおこるかわからない病気のための予防という、大きな意味を持っていた。当然のことではあるが、まさに被爆された方、ご本人の立場に立つ方法であった。しかし、被爆者の方々の苦悩はこの方法をもしのぐものであったようだ。
 だが、中山先生はあきらめなかった。精神的な問題と経済的な問題でなかなか健康診断にこれない人たちに対して、今度は無料で検便を行い始める。「それでなくとも栄養失調のところへ寄生虫がおればますます神経質になるわけですからね。箱をおいてそこに、『ここに持ってきなさい』と書いて、そしたら調べて結果を……手帳を下へおいてですね。そして名前を書いてもらって……明くる日には検査結果をそこへね、回虫がおりますとか、あんたは十二指腸虫がおりますというのを書いておきょうた(注:おいていた)ですよ。」 
(山内さん)「健康診断とは全然関係なしにですか」 
(中山先生)「診療所の玄関へね、そしたらあがってこなくてもいい、土間へおいてある。……それはわりと持ってきましたよ。案外わりとね」。ほとんど100%近く回虫か寄生虫がいたそうだ。
 ところで中山先生はたった一人でこのように奮闘されていたわけではなかった。同じように被爆者医療に懸命に取り組んでおられるお医者さん仲間がおられた。
 「まぁねぇ、翠町の於保源作先生、いらっしゃるでしょう。あの人もやはり被爆者になにかあるんじゃないかというので市役所にずーっと行って死亡診断書を調査されて、そして癌で死んだ人は全部、あの人もアルバイトを使って一軒一軒家をまわってね、調べて、そしてあの人が、昭和25年ころから被爆者には癌が多いっていうのを言っていました。だけど、これもプレスコードで発表できなかったですからね。」
 於保先生は、当時のお金で100万ほど自費を投与され、癌の研究をされていた。癌が多いというのは昭和25年には分かっていたのだ! ABCCが発表するよりも前に。
(つづく)

【注:ジュノーの会が20年前に必死で行ったことが今のフクシマの人たちに役立つ、というのは私に複雑な思いを引き起こします。しかし、そうした「複雑な思い」は心の戸棚にしまっておいて、今は、ともかく、「『ジュノーさんのように』を読んでください。『ジュノーさんのように』を読んで、全体像を把握してください」と呼びかけさせていただこうと思います。
『ジュノーさんのように』には、この現実にどう立ち向かったらいいのか、についてのヒントがいっぱい詰まっていますので、しっかり参考にしていただけたら、と願っています。
 今回紹介した部分も重要です。
 ヒバクシャは、「自分はもう被爆しとるからどっか悪いに決まっていると思いこんでいるんですよね。だから、健康診断に行って悪いところがみつかったら困ると。だからむしろ、悪いところがあっても知らずにすごしとったほうがいいという、精神的にね」。これにはもう一つ、現実的な意味合いがあります。
「悪いところがあったら困るというのが、保険がないから治療するのに困るわけですよね、経済的に」。
 健康診断を受けて、かりに何らかの病気がみつかってしまったら、どうしたらいいのか。保険なしに治療費を自費で払えるヒバクシャなど、少数の例外を除けば、どこにもいないのである。

次の言葉を思い出していただきたいと思います。
「いま、私たちは何をすべきか。 
 大筋だけをズバリと言わせていただく。
 まず、初期の医療空白の時代には、呆然と待っていたりせずに、ヒロシマ、ナガサキ、チェルノブイリで効果があったと伝えられる療法を可能な限り試みることである。
 次に、政治方面の努力を急いでもらって、一日も早く「全科無料定期検診制度」と「全科無料治療制度」を確立すること、そしてそれを守り抜くことである。そのとき、初めて、現代医学は力を発揮するのである。
 (「ジュノーさんのように」第116号より) 」

  なお、中山広実先生が「健康診断」という言葉を使われていることにも注目してください。「健康調査」などに被爆者が応じたはずがないのです。また、「健康手帳作成は、原爆の影響による病気の調査(被爆者の不安解消のため)という意味のほかに、いつおこるかわからない病気のための予防という、大きな意味を持っていた」という点にも注意してください。
 「いつおこるかわからない病気のための予防」を行うのです。「健康診断を受けて早くみつけて早く治療しなきゃいかんのだ」なのです。
 治療費が払えなくて、治療を受けられないヒバクシャがいてはならないのです。】

梅ドみ 3/28~8/03(水)

 福島市のNPO法人シャロームと連携して、フクシマの被災者の方々にお届けしています。
 ≪ここに挙げるのは、購入分のみです。多くの方々が、自家製味噌、自家製梅干し(多量集まりました)、乾燥ドクダミ、無農薬玄米などを現物で提供してくださいました(現在も継続中)。特に乾燥ドクダミは、刈って、きれいに洗って、充分に陰干しをして、適度な大きさに切って、ビニール袋に小分けして詰めるのですが、ここまで結構、時間も労力もかかります。頭の下がる思いのすることもあります。また、購入分につきましては、府中味噌組合3社、ひろしま全農、マルシマ食品等、広島県内の製造・販売元の方々が、利益抜きの奉仕価格で特別に提供してくださっています。≫

残高 -154,635円   収入(梅ドみ募金)2,604,566円   支出(購入分)2,759,201円   
(内訳)味噌 3,120kg 905,600円; 梅干・醤油 602,364円; 十穀 32,991円; 無農薬(無化学肥料)玄米 60kg 25,800円; 無農薬(化学肥料半減)玄米 120kg 45,200円; ドクダミ(茶)、青のり、黒ごま、自然塩(天日塩)、ウーロン茶、ほうじ茶、かき葉、はぶ茶、ワカメ、昆布、ニンジンなど 703,014円; 漢方入浴剤・貼薬材料 83,937円;濾紙、ペットボトル16,124円;段ボール、フリーザーバッグ、粘着テープ、はかり、やかん、容器、アルコール、ハサミ、ピンセット、コットン、ペットボトルなど 87,821円;運送費 256,350円(87回分)

(8/02・火)第87便(米3袋)
内訳:①無農薬玄米・あいがも農法・化学肥料無 30kg ②無農薬玄米・紙マルチこしひかり・化学肥料半減 30kg ③無農薬玄米・紙マルチこしひかり・化学肥料半減 30kg 

赤松尚子さん、真田秀美さん、ありがとうございました。

  みなさん、ジュノーの会・「梅ドみ募金」に力を貸してください。「梅ドみ」とは「梅干し・ドクダミ茶・味噌」のことです。ヒロシマ、ナガサキを生き抜いた人びとの代表的な養生法を紹介しています。
  毎日1個の梅干し(昔ながらの、天日塩とシソだけの)、毎日1杯のドクダミ茶(ウーロン茶とのブレンドで2~3杯)、毎日1杯の(昆布ダシ、ワカメの)味噌汁――これが基本ラインの目安です。これを毎日続けること。(ドクダミ茶については、①飲みすぎに注意してください。おいしいと感じることが目安です。②妊娠中、授乳中の方は医師か薬剤師にご相談ください。)
  砂糖は摂らないようにしてください。黒ゴマ、自然塩(天日塩)、柿の葉、ニンジン、ハブソウ、ほうじ茶(緑茶は避けたほうがいいのです)などを摂るとよいのです。プレーン・ヨーグルトにも排毒の作用があります。あと、免疫力を高める強力な作用のあるのが「青のり」。青のりを天日塩でうすい塩味にして、ふりかけのようにして食してください。 
 ヒロシマ被爆時には、人びとは藁をもつかむようにして、ある人はドクダミを飲み、ある人はナスの味噌漬けを食べ、ある人はカワラヨモギを食べました。今はいろんな食品で排毒する知恵が見つかっていますので、一つ一つの食品については、過度に食する必要はありません。ドクダミ茶や昆布などは、摂りすぎに注意したほうがよいくらいです。
  たくさんのフクシマ放射能被災者の方々が「梅ドみ」「解毒」を求めておられます。国や県、行政の支援は望めません。待っているわけにはいかないのです。ただちに「解毒」を! 遅れれば遅れるだけ危険が増します。
  どうか、全国の非被災地のみなさんの力で、より多くのフクシマの人々に、「梅ドみ」に代表される「ヒロシマの知恵」を届けてあげてください。そして、ご自分でも、「梅ドみ」を入り口にして、「健康」を求める生活を始めてください。

 いま、私たちは何をすべきか。 
 大筋だけをズバリと言わせていただく。
 まず、初期の医療空白の時代には、呆然と待っていたりせずに、ヒロシマ、ナガサキ、チェルノブイリで効果があったと伝えられる療法を可能な限り試みることである。
 次に、政治方面の努力を急いでもらって、一日も早く「全科無料定期検診制度」と「全科無料治療制度」を確立すること、そしてそれを守り抜くことである。そのとき、初めて、現代医学は力を発揮するのである。
 (「ジュノーさんのように」第116号より) 

プロフィール

JUNOD

Author:JUNOD
ジュノーの会について
「ジュノーの会」は、世界のヒバクシャ支援とくにチェルノブイリ原発事故の被曝者支援に取り組む広島県府中市の市民団体です。会の名前は、被爆後の広島に医薬品15トンを届け、被爆者の治療にあたったスイス人医師、マルセル・ジュノー博士(1904~61年)にちなんでいます。博士の精神を受け継ぎ、86年のチェルノブイリ原発事故の被曝者支援のため88年に発足しました。会員数は全国に約500人。これまでに延べ約200人の医師を現地に派遣し、甲状腺がんなど1000人以上の患者を診療、一人ひとりの患者さんにカルテ報告を行い、同時に小児白血病治療、血液感染症予防などの医療協力活動、またヒロシマとチェルノブイリのヒバクシャ交流を進めるなど、被災者の側に立った援助活動を続けています。チェルノブイリ被災者市民団体との強い協力関係もあります。

ジュノーの会の郵便振替の口座番号は以下のとおりです。
郵便振替=「01370-0-29460・ジュノー基金」
口座名義は「ジュノー基金」です。ジュノーの会ではなく、「ジュノー基金」です。
通信欄か空白に、「梅ドみ」と明記してください。

他銀行やネットから振込んでいただくときは、以下の振込先にお願いします。
   <他銀行から振込む場合の振込先>
   銀行名ゆうちょ銀行
   ■金融機関コード9900
   ■店番139
   ■預金種目当座
   ■店名一三九 店(イチサンキユウ店)
   ■口座番号0029460

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